武豊「歴史的屈辱」回避で大記録のリーチなるか!? ホープフルS(G1)ヨーホーレイクに朗報、「21連敗」朝日杯FSとの決定的な違い
26日、中山競馬場で行われるホープフルS(G1)に、武豊騎手はヨーホーレイク(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎)で参戦する。
無傷の2連勝で紫菊賞(1勝クラス)を制したヨーホーレイク。13年の弥生賞(G2)でエピファネイア、キズナを下したカミノタサハラを全兄に持つ良血馬だ。これまでに稍重、重で勝利を挙げているため、時計のかかる今の中山の馬場も問題なくこなすだろう。また、2000mという距離も経験済みで好走に期待がかかる。
ホープフルSにはダノンザキッド、オーソクレース、ランドオブリバティなど、他にも無敗の有力馬が出走を予定しているが、ヨーホーレイクも人気上位の一角となるだろう。
鞍上の武豊騎手といえば、G1完全制覇まであと一歩が届かないことで有名だ。残されたレースは朝日杯FS(G1)とホープフルSの2歳G1のみ。先週の朝日杯FSは5番人気ドゥラモンドで挑むも、7着に敗れ同レース「21連敗」を喫したばかりだ。記録達成に王手をかけたいところだったが、またしてもジンクスに阻まれる結果となった。
朝日杯FSとは縁がないかもしれないが、もうひとつの2歳G1・ホープフルSはそうでもなさそうだ。
2017年にG1昇格したホープフルSは、1984年に創設されたラジオたんぱ杯3歳牝馬S(G3)を前身としている。91年から牡馬に解放され、名称はラジオたんぱ杯2歳Sとなり、2006年からはラジオNIKKEI杯2歳Sに改称された。レース条件は阪神芝1600m、阪神芝2000m、中山芝2000mという変遷を経ている。
実は、このレースで歴代最多の5勝を挙げているのが武豊騎手。朝日杯FSとは違い、レース相性はいいはずだ。
また、G1昇格後は2017年に一度参戦しただけで、この時はジャンダルムで2着に好走している。ホープフルSについては時間の問題とも呼べるいえるだろう。
ちなみに、ホープフルSと同年にG1昇格した大阪杯は初年度にキタサンブラックで優勝。その時、インタビューでG1完全制覇に向けて昇格後いきなり勝ったことについて触れられると、「また来年JRAが作るかもしれないけど、1つずつクリアしていきたい」と笑いを誘った。
そんな武豊騎手は今年、交流重賞を含めてG1未勝利の危機に直面している。これはキャリア34年を誇るレジェンドにとって、デビュー2年目以降は2018年にしか味わっていない屈辱的な記録である。
ホープフルSをヨーホーレイクで制して、年間G1未勝利を回避すると同時に、G1完全制覇にリーチをかけることができるだろうか。
PICK UP
Ranking
23:30更新- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 川田将雅「ルメール封殺」に絶賛の声! NHKマイルCを含む11戦8勝「川田祭り」で帰ってきたライバルに強烈な復帰祝い
- 横山和生「謎」の降板にファンから賛否の声…朝日杯FSで無敗の主戦に非情采配
- 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
- C.ルメール「がっくり」まで繰り返さなくても!? 3歳マイル王ジャンタルマンタルが「あの名マイラーにそっくり」と話題
- 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
- C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
- 【ヴィクトリアマイル(G1)展望】武豊×キャロットFがナミュールで「17度目の正直」狙う! J.モレイラ×マスクトディーヴァとの一騎打ちか