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C.ルメール「神騎乗」再び!? 有馬記念(G1)フィエールマン・手塚師「向正面あたりから……」想像するは伝説のレースか

C.ルメール「神騎乗」再び!? 有馬記念(G1)フィエールマン・手塚師「向正面あたりから……」想像するは伝説のレースかの画像1

 また、伝説となる「神騎乗」が生まれるかもしれない――。

 27日、中山競馬場で行われる有馬記念(G1)に、フィエールマン(牡5歳、美浦・手塚貴久厩舎)が出走を予定している。

 24日に行われた有馬記念の枠順抽選会で7枠13番に決まり、騎乗するC.ルメール騎手は「はい。かしこまりました。えー、まあ、ちょっと外枠ですね。距離が長いし、フィエールマンは結構後ろの方に走っていますから、13番はいい枠だと思います」とコメントした。

 内枠有利が定説となっている有馬記念だけに、もう少し内目の枠が欲しかったのは想像に難くない。だが、それでも陣営は戴冠を諦めたわけではないようだ。

『デイリースポーツ』の取材によると、手塚師は「下手に内枠を引いて4列目あたりで動けなくなるよりいいよ。向正面あたりから仕掛ける形になるんじゃないかな」とコメント。鞍上ルメール騎手で向正面からの仕掛けといえば、思い出されるのが2017年の日本ダービー(G1)だ。

 レースは18頭立て。日本ダービーも過去を遡れば断然内枠有利なレースだが、ルメール騎手が手綱を取ったレイデオロは6枠12番と外目の枠だった。

 スタートでゴチャつき後方からとなったレイデオロ。2コーナー通過順位は14番手と誰もが絶望的だと思ったはずだ。

 しかし、ペースが遅いと見るや向正面で一気に捲り上げ、3コーナーでは2番手へ。直線部分で捲ったことによりコーナーで外々を通らされることもなく、それでいてピタリと折り合いもついていた。

 直線では悪い内を避け馬場の真ん中へ持ち出すと、スワーヴリチャードの追撃を退け快勝。競馬史に残る神騎乗だったといえるだろう。

C.ルメール「神騎乗」再び!? 有馬記念(G1)フィエールマン・手塚師「向正面あたりから……」想像するは伝説のレースかの画像2

 レース後、ルメール騎手は「ペースが遅かったから、出て300mあたりで決断。距離には自信があったのであれができた」とコメント。ルメール騎手の即座に下した判断が、レイデオロに日本ダービーの戴冠をもたらした。

「あの日本ダービーの騎乗には、本当に驚きましたね。それまでも有馬記念でハーツクライを先行させるなど、数々の神騎乗を見せてきたルメール騎手ですが、間違いなくランキング上位に数えられる神騎乗だったと思います。手塚師が今回の有馬記念でイメージしているのは、まさにあの日本ダービーなのかもしれませんね」(競馬記者)

 確かに、2005年の有馬記念もルメール騎手に驚かされたレースだ。それまで、後方からの差し脚を身上にしていたハーツクライが、大一番でいきなりの先行策。それでいて、単勝1.3倍のディープインパクトを退けたのだから、これも神騎乗だったといえるだろう。

 2020年、JRA最後のG1――。ルメール騎手の手綱から、また伝説となるレースが生まれるかもしれない。

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