NHK効果!? 武豊&ハルウララ最盛期からの低迷と大復活。何故、高知競馬は「重賞がない日」に売上レコードを更新できたのか

19日、高知県競馬組合が11億6114万7200円を売上、1日の売上レコードを更新したことを発表した。この日、高知競馬は重賞開催がなかったが、異例のレコード更新となった。
かつて廃止寸前と言われていたが2003年には、100連敗を達成したハルウララで大きく注目された高知競馬。翌年も武豊騎手が本馬に騎乗するなど大きく盛り上がったものの、その後再び業績が低迷……。しかし、馬券のネット購入の普及による地方競馬の好調の波に乗り、近年は再び最盛期を迎えている。
ただ、それでも特に大きなレースが行われたわけでもない中でのレコード更新は、ただの好調の域を超えているといえるだろう。
ちなみに、これまでの1日最高売上は昨年3月10日の10億8952万9400円だった。この日は現在の高知競馬にとって唯一の交流重賞・黒船賞(G3)の開催日であり、中央競馬に例えるなら有馬記念当日のような売上レコード更新の「大本命」の日でもあった。
常識で考えれば、今年も黒船賞開催日のレコード更新が濃厚かもしれないが、その前にここで高知競馬にサプライズな1日が訪れた。一体、何があったのだろうか。
「普段から馬券を購入する競馬ファンは『中央競馬しか買わない層』と中央に加えて『地方競馬も積極的に買う層』に大別されていると思いますが、19日は開催予定だった笠松競馬が、関係者が所得税の申告漏れの指摘を受けたことで急遽中止になりました。
また、この日は大井競馬も朝から夕方には終了する番組で、ナイターが高知競馬の単独開催に。夜以降、地方競馬ファンの関心が高知競馬に一極集中になったことが、非常に大きかったのではないでしょうか」(競馬記者)
また、売上アップの”起爆剤”が前日に仕込まれていたという声もある。
「実は、前日の18日にNHKの『逆転人生』で高知競馬が取り上げられました。人気シリーズですし、間違いなくその影響はあったと思いますね。他にも新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が出され、ネットで遊べる娯楽が注目されたことも小さくはないと思います」(別の記者)
前日にNHKで特集され、さらには当日のライバルの不在……。高知競馬にとっては棚から牡丹餅のような出来事だが、これらも関係者の日頃からの尽力あってのものに違いない。
かつては長年、全国の地方競馬で最低の売上を記録するなど「廃止濃厚」と言われた高知競馬だが、2019年には大井・川崎・船橋の南関東、関西の園田に次ぐ第5位まで浮上。どん底を味わった勢いはまだまだ上昇中だ。
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