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JRA今年わずか2勝のスランプ騎手が「ルメール超え」スーパージョッキーに激変!? 東西重賞に有力馬を送り込む厩舎の「確変条件」とは

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 7日は東西で重賞競走が組まれているが、両レースに人気馬を送り出すのが斉藤崇史調教師だ。

『netkeiba.com』の予想オッズ(1日現在)では、東の東京新聞杯(G3)に出走を予定するトリプルエースが2番人気。西のきさらぎ賞(G3)に出走を予定するラーゴムが3番人気と有力馬をスタンバイ。うまくいけば東西重賞制覇も狙えそうだ。

 東京新聞杯のトリプルエース(牡4歳)は、C.ルメール騎手が鞍上。わずか1勝と精彩を欠いた土曜から一転、日曜は5勝と大きく勝ち星を伸ばし、帳尻を合わせてきた手腕は「さすが」の一言である。

 1月の開催が終わった段階で22勝とリーディングでも単独トップ。2位タイの福永祐一騎手、松山弘平騎手とは6勝の差をつけており、相変わらずその存在感は群を抜いている。

 一方、きさらぎ賞(G3)のラーゴム(牡3歳)に騎乗するのが北村友一騎手だ。

 先週のシルクロードS(G3)では、今年初となる1番人気での重賞参戦。昨年の高松宮記念(G1)を制したモズスーパーフレアの騎乗が舞い込みチャンス到来かに思われたが、ものにすることが出来ず17着と惨敗を喫している。

 レース後、北村友騎手は「4角から乗せていって直線で頑張らせるのがこの馬の形だと思うけど、3角でつんのめった。この馬には今の馬場が厳しかったです」と荒れた馬場を敗因に挙げたが、連覇が懸かる次走の高松宮記念も同じ中京での開催だけに気になる材料だ。

 音無師が「馬場を考えるとペースが速かったかも。それに、ラチ沿いを走る形の方がいいんだろうね」と話したように、ベストの騎乗ではなかったのかもしれない。

 今年はまだ2勝と、昨年2月(終了時点で3勝)の悪夢がよみがえる状況。このままでは、昨年の二の舞になりかねない。

 しかし、そんな北村友騎手にとって頼りになるのが、ラーゴムを管理する斎藤崇調教師だ。

「斉藤崇調教師は以前より、多くの有力馬を北村友騎手の手綱に託しています。昨年は1月『0勝』スタートで苦しんでいましたが、そんな北村友騎手にこの年の初重賞制覇をプレゼントしたのが斉藤崇調教師の管理馬クロノジェネシスでした。東西重賞ともに人気となりそうな僚馬2頭ですが、『ルメール人気』も込みのトリプルエースよりもラーゴムの方が面白いかもしれませんね」(競馬記者)

 昨年は58勝に留まった北村友騎手だが、内8勝は斉藤崇厩舎の管理馬だったように抜群の相性を誇る。厩舎の看板馬クロノジェネシスの主戦を任されているのも信頼の証だろう。

 注目したいのはルメール騎手との比較で、北村友騎手の成績が上回っていることだ。ルメール騎手は2015年から正式にJRA所属となったが、先週の開催終了時点で斉藤崇厩舎とのタッグで【4- 5- 3-12/24】の勝率16.7%、これに対して北村友騎手は【15-11- 9-50/85】で勝率17.6%と、同等かそれ以上といえる成績を残している。

 今年まだ2勝の騎手が、斉藤崇厩舎の管理馬という条件が付けば、リーディングジョッキー以上に変身してしまうというなら狙わない手はない?

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