
JRA【京都記念(G2)展望】武豊×ワグネリアンVS川田将雅×ラヴズオンリーユー!クラシックホース2頭が新コンビを迎え初対決!
今週末から関西圏の表開催が中京から阪神へと替わり、14日(日)には、阪神競馬場で伝統の京都記念(G2)が開催される。
宝塚記念(G1)と同じコース設定で行われ、大阪杯(G1)から宝塚記念という春の芝中距離G1路線に直結する重要な一戦となりそうだ。
今年は2頭のG1馬が出走を予定している。1頭目がワグネリアン(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)だ。昨年6月以来の実戦で、鞍上には武豊騎手が指名された。
3年前のクラシックホースも昨年は、大阪杯(5着)と宝塚記念(13着)のG1レースに2走しただけで秋は全休。11月には、(2021年の)最大目標を大阪杯にすると発表された。しかし、その大阪杯には、コントレイルやグランアレグリアなど現役最強クラスの一流馬が続々と参戦を表明。ワグネリアン陣営としては、勝って勢いをつけて臨みたいところだろう。
そのワグネリアンが最後に勝ったのは3歳秋の神戸新聞杯(G2)。その後は6連敗を喫しているが、前走の宝塚記念を除けば掲示板を確保している。武騎手との初コンビで新味を出せるだろうか。
1週前の4日(木)には、武騎手を背に栗東DPで追い切られ、6ハロン79秒6-ラスト11秒5をマーク。武騎手は「初めて乗りましたが、いい動きでした。さすがダービー馬」と好感触を得たようだ。
数々の偉業を達成してきた武騎手と金子真人オーナーの最強タッグで、ダービー馬の復活はあるだろうか。
ワグネリアンが18年のダービー馬なら、19年のオークス(G1)を制したのがラヴズオンリーユー(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎)だ。
こちらはデビュー4連勝で無敗のオークス馬に輝いたが、それを最後に白星から遠ざかっている。2走前のエリザベス女王杯(G1)では僅差の3着に好走し、復活の兆しを見せたものの、前走の有馬記念では鞍上のM.デムーロ騎手は予告していた先行策を取れず、中団待機から見せ場なく10着に敗れた。
1月上旬には川田将雅騎手への乗り替わりが発表され、8戦連続で手綱を取っていたデムーロ騎手の降板が決定。普段からラヴズオンリーユーに対する「愛」を語っていたデムーロ騎手にとっては痛恨のコンビ解消となった。
そんななか、1週前追い切りは4日(木)の栗東CWでタイセイトレイルと併せ馬を敢行。6ハロン80秒1-ラスト12秒0をマークし、僚馬を4馬身突き放すという好内容だった。
騎乗した新パートナーの川田騎手からは「先週(2週前追い切り)より遥かにいい雰囲気になっていました」と調教2度目のコンタクトで大きな上昇カーブを感じ取った様子だ。
ワグネリアンとラヴズオンリーユーはどちらも早くから活躍。3歳春に“世代の頂点”に立ったが、古馬になってからはともに苦しんでいる。典型的なディープインパクト産駒の早枯れタイプで終わってしまうのか。それとも、もう一花咲かすことはできるのか。G1馬2頭の初対決に注目が集まる。
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