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JRA「武豊マジック」でワグネリアン復活!? 京都記念(G2)新コンビ結成は友道厩舎8年ぶりの「屈辱」リベンジへの布石か

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 27日、昨年の宝塚記念(G1)で13着のワグネリアン(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)が武豊騎手とのコンビで京都記念(G2)へ向かうことが明らかになった。

 18年の日本ダービー(G1)を制したワグネリアンだが、神戸新聞杯(G2)を最後に勝利から遠ざかっている。5戦続けて掲示板に名を連ねる善戦はするものの、あと一歩が届いておらず、前走の宝塚記念ではキャリア初となる2桁着順の惨敗を喫した。

 初コンビを組む武豊騎手にとって、ワグネリアンはゆかりの血統である。父ディープインパクトは言うまでもなく、母ミスアンコールに騎乗経験があり、祖母ブロードアピールとのコンビではガーネットS(G3)を勝利。なかなか勝ちきれないワグネリアンにとってカンフル剤となることが期待される。

 武豊騎手といえば、昨年の阪神大賞典(G2)でゲートを全く出ようとしなかったキセキの“治療”を任せられた。初コンビの天皇賞・春(G1)は課題であるスタートを克服するものの、1周目のスタンド前で掛かって6着。敗れはしたが、収穫のあるレースとなった。そしてコンビ2戦目の宝塚記念は後方からの競馬で2着に大健闘。一時は、再起不能かもしれないとまで思われたキセキを見事に復活へと導いた。

 金子オーナー、ディープインパクト産駒というだけで、武豊騎手とワグネリアンのコンビにかかる期待は大きいだろう。一体どのような走りを見せるか注目が集まる。

「これまでワグネリアンの主戦を務めてきたのは福永祐一騎手でした。自身初のダービー制覇を成し遂げた思い入れの強い1頭のはずです。しかし、乗り替わりになったのはコントレイルが影響しているはずです。

コントレイルは大阪杯(G1)を春の目標に掲げています。ワグネリアンは京都記念で始動し、順調にいけば昨年、一昨年も出走した大阪杯に向かうと思われます。そのため、先手を打って前哨戦から武豊騎手に乗り替わりとなったのではないでしょうか。また、武豊騎手が抜擢されたのには、友道厩舎との関係性も影響しているはずです」(競馬記者)

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 武豊騎手と友道厩舎のコンビといえば、ワールドプレミアが古馬G1戦線の本命である。同馬は天皇賞・春(G1)を目標にしていることから、大阪杯でバッティングする可能性が極めて低いことから白羽の矢が立ったのだろう。

 それ以外にもホープフルS(G1)で3着のヨーホーレイク、6億円ホース・アドマイヤビルゴ、注目の3歳牝馬オヌールなど、友道厩舎の有力馬を武豊騎手は任されている。

 これは昨年の同コンビ成績が[10-3-3-12/28]で勝率35.7%という相性の良さもあってのことだろう。だが、平場で好成績を残しているものの、重賞は未勝利。また、昨年の友道厩舎は2013年のヴィクトリアマイル(G1)をヴィルシーナで制してから続いていた7年連続G1制覇の記録がストップしたばかり。昨年、名門厩舎は8年ぶりの“屈辱”を味わっているのだ。

 武豊騎手にはワグネリアンの復活と同時に、友道厩舎に久々のG1勝利をプレゼントするという使命があるのかもしれない。

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