GJ > 競馬ニュース > 名馬の登竜門 東京スポーツ杯2歳SがG2昇格!?
NEW

JRAコントレイル効果!? ワグネリアン、スワーヴリチャード輩出した東京スポーツ杯2歳SがG2昇格へ、クラシックを占う「最重要」ステップに待ったなし

JRAコントレイル効果!? ワグネリアン、スワーヴリチャード輩出した東京スポーツ杯2歳SがG2昇格!? クラシックを占う「最重要」ステップに待ったなしの画像1

 19日、JRAは「令和3年度(2021年度)開催日割および重賞競走」について、京都競馬場整備工事に伴う開催の振替を行うとともに、東京オリンピック開催への対応および暑熱対策等を踏まえ、設定することをホームページで発表した。

 発表によると、近年競走内容が充実している東京スポーツ杯2歳S(G3)のG2への格上げを日本グレード格付管理委員会に申請するほか、開催日割の変更に伴い配置を整備するとされている。

 なお、重賞競走の賞金額、競馬番組上のルールの変更点、リステッド競走一覧、その他競馬番組に関する取り組み等については、11月中旬頃に改めて発表することが分かった。

 グレード昇格の指標となるのがレースレーティングとなるのだが、今年はG3の富士SがG2に昇格したことも話題となった。これ以外も近年では天皇賞・春(G1)の前哨戦だった大阪杯、ホープフルSが2017年よりGIとなった事例がある。

 なかでも東京スポーツ杯2歳SのG2昇格はむしろ遅すぎた感すらある。

 これまで数々の名馬の登竜門的な位置づけとなっていたレースでもある。このレースで好走した馬が後のG1馬となった事例は枚挙にいとまがない。

■過去10年、東スポ杯に出走経験のあるG1馬
19年コントレイル ホープフルS、皐月賞、日本ダービー
17年ワグネリアン 日本ダービー
16年2着スワーヴリチャード 日本ダービー、大阪杯
14年サトノクラウン 香港ヴァーズ、宝塚記念
13年イスラボニータ 皐月賞
11年ディープブリランテ ダービー
10年サダムパテック マイルCS

「G1の前哨戦として開催されるレースには、グレードを上回る他のレースよりも、本番と好相性のレースも珍しくはありません。例えば桜花賞トライアルのチューリップ賞(現G2)は、G2であるフィリーズレビューよりも好走例が多かったことも昇格を後押ししたといえるでしょう。

また、ホープフルSの前身であるラジオたんぱ杯2歳Sも、G3ながら芝2000m条件ということもあり、マイルG1である朝日杯FSよりも多くのクラシック活躍馬を輩出しています。

これらを考慮すると、東スポ杯のG2昇格は時間の問題だったかもしれません。特に昨年の勝ち馬コントレイルがクラシック2冠を無敗で制したことも昇格に一役買ったのかもしれませんね」(競馬記者)

 勿論、正式な昇格は認可されることが必要となるが、コントレイルが菊花賞を制することになれば説得力も増すだろう。

 無敗3冠を達成して、昇格を決定づけることができるだろうか。

【注目記事】

■JRAコントレイル「福永祐一」菊花賞(G1)で思い出される「クビ差」の代償。矢作芳人調教師コンビで塗り替える「ほろ苦い」思い出

■JRA菊花賞(G1)コントレイル福永祐一「安全運転」返上で1日6勝の大爆発!? 絶不調から一転「リミッター解除」の裏事情とは

■JRA「コントレイルVSデアリングタクト」にアーモンドアイ緊急参戦!? 国枝栄調教師「ジャパンCで待ってるぞ!」三冠女王対決に堂々の宣戦布告

JRAコントレイル効果!? ワグネリアン、スワーヴリチャード輩出した東京スポーツ杯2歳SがG2昇格へ、クラシックを占う「最重要」ステップに待ったなしのページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  2. 宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  5. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  6. 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
  7. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  8. 【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結
  9. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  10. 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆