
JRA菊花賞(G1)コントレイル福永祐一「安全運転」返上で1日6勝の大爆発!? 絶不調から一転「リミッター解除」の裏事情とは
18日、京都競馬場で行われた秋華賞(G1)をデアリングタクトが制し、史上初となる無敗の牝馬3冠に輝いた。
また、今年は牝馬だけではなく、牡馬もコントレイルが春の2冠を無敗で制しているだけに、同馬が菊花賞を優勝すれば、同年に牡牝で無敗の3冠馬が誕生することになる。デアリングタクトは一足先に競馬の歴史に新たな1ページを刻んだ。菊花賞のコントレイルがこれに続けるかにも大きな注目が集まることだろう。
そしてコントレイルの主戦を任されている福永祐一騎手も、歴史的な偉業を前にどうやら「本気モード」に入りつつあるようだ。
先々週は土日あわせて16鞍に騎乗した福永騎手。1、2番人気の騎乗が半数の8鞍あったにもかかわらず、1番人気で2勝は少々物足りない成績だった。10月に入り、菊花賞が近づいたことも、騎手人生の大一番となる”重圧”を懸念する声もあった。
だが、そんな周囲の”雑音”を封じるがごとく、絶好調ぶりを見せつけたのが先週の開催だ。土日あわせて20鞍に騎乗した福永騎手だったが、前開催とは別人のような快進撃を続けた。
この日、最初の騎乗となった2Rから4Rを3連勝。4Rの勝利で11年連続12回目となるJRA年間100勝を達成した。「年間のひとつの目標にしている数字。今年はいい馬との出会いもあり、中身も充実しています」と支えてくれた馬への感謝も忘れない謙虚なコメント。
さらに午後からも8R、9Rで連勝して2勝を加算。最終12Rも差し切り勝ちを収めて、自己最多となる1日6勝を挙げる大車輪の活躍を見せた。これまで1日5勝は達成したことがある福永騎手にとっても、初めて6勝の「壁」を越えたことは大きな自信となったに違いない。
「土曜に自己最多6勝を挙げただけでなく、日曜にも2勝して8勝は絶好調といえるかもしれません。最近の福永騎手は、とにかく慌てることがない肝の据わった騎乗ぶりが光っています。
また、邪推かもしれませんが前開催は騎乗停止になった場合、菊花賞当日の騎乗が出来なくなる恐れがあったことも少なからず影響していたようにも思えます。騎手人生の総決算ともいえる大一番を前に無意識に『安全運転』をした可能性もあるかもしれませんね」(競馬記者)
とはいえ、悲願だったダービー制覇を達成してからは、心境に変化があったと福永騎手自身が認めているように、一皮むけた印象がある。これまで大きなレースで多くの経験を積み重ねたことが花開いたといえるだろう。
“リミッター解除”した名手は、今週の菊花賞でどのような手綱捌きを見せてくれるのか。
当日を楽しみに待ちたい。
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