JRAデアリングタクト三冠も霞む「WIN5」3000万馬券の超大荒れ! 「投票99%」を一撃で葬った“立役者”が7年ぶりの大仕事
デアリングタクトの3冠達成で盛り上がった18日。WIN5は的中が21票だけで、払戻金は3069万2920円という超高配当となった。
対象2レース目の大原S(3勝クラス)と5レース目の秋華賞(G1)には、レイパパレとデアリングタクトという断然人気の主役がいた。そのため、実質“WIN3”という声もあった中、高配当の一端を担ったのが騎手生活20年目のアノ騎手だった。
「WIN3なら当てられる!」と睨んだファンが多くいたのか、この日のWIN5は今年4番目の売り上げを記録。堅い決着が予想された2レースは、レイパパレとデアリングタクトが順当に勝利を収めた。一方で人気が割れていた他の3レースは、伏兵が1着に飛び込み、WIN5の払戻金は今年6番目という大荒れとなった。
人気薄が優勝した3レースの中で最大の波乱となったのが、対象1レース目の東京10R「テレビ静岡賞(3勝クラス)」。16頭立ての13番人気、ヨハンが差し切り勝ちを収め、“WIN0”で終わったファンのため息が漏れた。
この結果、920万7877票あったWIN5の票数は、62,027票に激減。99%の投票が不的中となり、わずか約0.7%だけが生き残った。
そのヨハンに騎乗していたのが、障害競走を主戦場とする小坂忠士騎手だ。2001年にデビューした小坂騎手は、デビュー戦で2着。2戦目で初勝利を飾るという鮮烈な騎手生活をスタートさせたことで知られる。
1年目は6勝に終わったが、2年目に24勝を挙げ、その将来を嘱望された。しかし、その後は年間10勝前後という時期が続き、近年は障害レースが中心で平地での騎乗機会は大幅に減っている。
今年は平地での騎乗はわずか9鞍。2014年以降は障害を含めても、勝ち鞍が年間1桁という状況が続いている。キャリア20年間で159勝しているが、その内訳は、芝13勝、ダート58勝、障害88勝。平地での勝利は昨年9月以来、実に1年1か月ぶりだった。
「小坂騎手は、今ではほぼ障害レースでしか見ない存在になっていますが、実はWIN5で高配当の一端を担うのは2度目です。最後に平地の特別レースを勝った2013年にもWIN5の対象1レース目で穴をあけていました」(競馬誌ライター)
その前回は2013年4月14日、阪神10Rの「陽春S(1600万下)」。その時は、16頭立ての9番人気、単勝オッズ23.5倍のエスケープマジックをテン乗りで見事1着に導き、WIN5の払戻金は666万8600円という高配当を生み出した。
7年前と今回には多くの共通点がある。WIN5「対象1レース目」の「ダート短距離戦」に「テン乗り」で「人気薄」に騎乗。そして、騎乗馬が「昇級初戦」というところまで同じだった。まさに7年前の再現を果たしたといっていいだろう。
平地での騎乗機会が大きく減っている小坂騎手だが、久々の平地勝利を浮上のきっかけにすることはできるだろうか。
【注目記事】
■JRA秋華賞「騎乗停止」浜中俊、泣きっ面にハチ!?「お手馬」マジックキャッスル国枝栄調教師「レースは完璧」代打・大野拓弥を大絶賛!
■JRAデアリングタクト「ゴリ推し放送」に非難轟々!? フジテレビ『みんなのKEIBA』秋華賞(G1)「2着馬」一度も名前呼ばれずレース終了の悲劇
■JRA「もう1頭の無敗女王」レイパパレと川田将雅の運命分けた除外!? デアリングタクト秋華賞(G1)の裏で「ルメール強奪」を逃れた圧勝劇
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
関連記事
JRA秋華賞(G1)ノーザンファーム2頭「除外」で、WIN5はイージーモード!? 8年ぶり「10億円」超えの衝撃、再びなるか
JRA“崖っぷち騎手”がコントレイルを脅かす!? WIN5「2億円」演出の穴ジョッキーと歴代菊花賞馬の流れを汲む上がり馬が大波乱を起こすか
実質「キャリーオーバー」!? スーパープレミアム適用で一攫千金も……。JRAアニバーサリー実施で最も美味しいのはあの馬券!?
JRA荒れる夏WIN5の傾向を把握して高配当を掴み取れ! すぐに使えるとっておきのデータとは……
JRA夏のWIN5でアノ騎手が問答無用の大暴れ! 15番人気アドマイヤジャスタに続き、11番人気レッドアネモスでも大穴!