
JRA横山典弘「不安情報アリ」ステラヴェローチェは物差しに過ぎない!? 超ハイレベル共同通信杯(G3)「確信6点」でクラシック勢力図が激変か
続く△はディオスバリエンテ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)だ。
新馬戦で負かしたボーデンが未勝利戦を6馬身差で圧勝したことで、一気に脚光を浴びている本馬。その新馬戦で嶋田純次騎手が「上位2頭は強かった」と語った3着のアサマノイタズラが次の未勝利戦を4馬身差で勝ったことからも、一定以上のレベルにあることは確かなようだ。
しかし、今回はこれらで過剰に人気していることから、少なくとも「狙い時ではない」と言える。まだ底が見えていないので一応△としたが、堀厩舎が石橋脩騎手を継続騎乗させていることからも本気度はそれほど高くない。過信は禁物だ。
一方で、人気が予想されるステラヴェローチェ(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎)はバッサリ切りたい。
不良馬場で勝ったサウジアラビアRC(G3)、時計が速い馬場にも対応した朝日杯フューチュリティSの走りを見ても、代表産駒のクロノジェネシスを彷彿とさせる「走るバゴ産駒」である可能性は高そうだ。だが、そのクロノジェネシスにしても未完成だったこの時期は、まだまだ取りこぼしが目立った。
本馬もスタートに課題があるなど、実力は確かだが、このメンバーで抜けた人気になるほどの存在ではない。また主戦の横山典弘騎手が「気性的に危ういところがある。須貝厩舎は結構(調教を)攻めるので、その点が心配」と懸念を示していたことからも、距離延長はマイナスだ。
今年の共同通信杯の出走馬のレベルは、牡馬クラシック参戦の勢力図を塗り替えてもおかしくないほどのハイレベル。大崩れはなさそうだが「ステラヴェローチェの前を走っていた馬たちがクラシック最有力候補」という結果になると予想する。
以上から、12頭立てということもあり印は4頭に留めた。買い目は以下の通り。
3連単 1着固定6点 軸[11] 相手[1,7,8]
◎〇は共にディープインパクト産駒である通り、今の東京は俗に言う「ディープインパクト馬場」だ。指名馬はいずれも上位人気が予想されるが、6点なら十分にお釣りがくるだろう。
近年稀に見る素質馬が揃った一戦だけに、共同通信杯の結果は今後の戦いにも大きく活かせそうだ。(文=ブロディN)
PICK UP
Ranking
11:30更新「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 田辺裕信「2歳新馬」お断り!? 未だ騎乗ゼロに隠された真意
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……