JRA福永祐一「悔い残る発言」で展開は見えた!? 阪急杯(G3)インディチャンプが人気馬を一掃? ◎は実質G1馬の「あの馬」
28日、阪神競馬場で行われる阪急杯(G3)を予想する。
今回、人気となりそうなのがインディチャンプ。『netkeiba.com』の予想オッズでも26日現在2.3倍の1番人気と多くの支持を集めている。
19年には安田記念(G1)、マイルCS(G1)と、芝1600mのG1で春秋連覇を達成。実績は断然といえるだけに、人気となるのは当然だろう。
しかし、関係者によると調整面での不安もあるとのことで、「この時期に500kg超で帰厩したので、思うように絞れて来ないようです。次は高松宮記念を予定しているので、今回は次回を見据えて積極的に出していくでしょう」と話していた。
インディチャンプは、前走デビュー戦以来の1400m戦となった阪神C(G2)で、3着に惜敗。騎乗した福永祐一騎手が「1400mなので、ある程度ポジションを取りにいった方が良かったのかも……」とコメントしたように、やはり今回は出していく公算が高い。
そうなれば、前には厳しい展開になるのでは……。そんな、妄想を掻き立てられるのだ。
今回出走するメンバーの内、G1馬は3頭。レシステンシアは前に行って持ち味を発揮する馬で、ダノンファンタジーも前走の阪神C(G2)では先行している。
どれも不安があるなら、ここは敢えて「ムラ馬」で勝負したい。
「◎」は、7番クリノガウディーだ。
関係者によると「相変わらず稽古は動いているし、状態に関してはずっといいですよ」とのことで、状態は引き続き良好。「前走は積極的に行ったのが裏目に出たのか、最後は走りがバラバラだった。やめている感じもあるし、メンタル面なのかな」と続けたが、この凡走こそが人気の盲点となる決め手だともいえる。
前走のシルクロードS(G3)は、シヴァージが中団から決め手を活かして快勝。最後は横一線のゴールとなり、差し、追い込みも決まる流れだった。
1番人気に推されたモズスーパーフレアが逃げて17着と敗れたように、先行馬には厳しい流れ。このレースで2番手を追走したクリノガウディーにも当然厳しかったはずで、これで「弱い」と決めつけるのは早計だ。
昨年の高松宮記念(G1)で1着入線しながらも4着に降着となったクリノガウディーだが、この時に繰り上がって優勝したのがモズスーパーフレア。同じような適性を持っているとも考えられ、好走と惨敗が表裏一体となっていることこそがクリノガウディーそのものなのかもしれない。
その際の高松宮記念は2着がアーモンドアイをも破ったことがあるグランアレグリア。能力は確かで、展開さえ嵌れば凄まじい能力を発揮するのだ。
馬場を含め、展開などの不確定要素はもちろんある。ただ、それが人気の盲点となっている理由であるならば「買い」といえるのではないだろうか。
今回は2走前の阪神Cと同じ舞台で、その時と同じく差しに徹すると予想。阪神Cではダノンファンタジーの5着と敗れたが、展開が変われば逆転の目もあると見た。
PICK UP
Ranking
5:30更新- 【秋華賞】チェルヴィニア、ステレンボッシュに重大な不安発覚?牝馬三冠最終戦は“マジックキャッスル級穴馬の下剋上も浮上”で波乱必至!
- 武豊の続投すら脅かした佐々木大輔と快進撃!関西の名トレーナーが「過去最高ペース」で勝ち星を荒稼ぎ
- 「13票生存」も1番人気でわずか1票!荒れに荒れたWIN5の怪…なくなったに等しいキャリーオーバーの魅力
- 【南部杯(G1)展望】王者レモンポップ連覇なるか! 新ダート王ペプチドナイルの巻き返しにも期待
- 【秋華賞(G1)展望】ステレンボッシュVSチェルヴィニアの女王対決! クイーンズウォーク、クリスマスパレードら前哨戦好走組にもチャンス
- 「助手席に誰も乗っていない」「同乗者は制止不可能だった」謎多きJRAの説明…憶測飛び交う角田大河の函館コース侵入
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- JRA・G1「トレンド継続」で武豊らにチャンス到来!? 秋華賞(G1)有力馬に騎乗する今年G1未勝利ジョッキーは?
- オーギュストロダン回避で「逆輸入対決」は実現せず…武豊、坂井瑠星に注目集まる凱旋門賞
- スピルバーグ、ラブリーデイが最後の勝利…天皇賞・秋の王道ステップに変化
関連記事
JRA阪急杯(G3)レシステンシアに襲い掛かる「早熟説」……2016年“最強世代”2頭も陥った“運命”とは
JRA福永祐一インディチャンプ「凡走」危機再び!? 阪急杯(G3)「不安材料」てんこ盛り…… 春秋マイル王が迷走することになった理由とは
JRA阪急杯(G3)川田将雅ブチギレ怒声「ユーイチ!!」から1年……ダノンファンタジーVSレシステンシアは「鞍上」因縁対決?
JRAインディチャンプ「52戦1勝」の絶望!? 阪急杯(G3)体型“スプリンター化”も……ステイゴールドの血には逆らえない?
JRA「11年ぶり」今年の中山記念(G2)はG1馬出走なしの低レベル!? 豪華メンバー阪急杯(G3)と明暗クッキリ…… 穴党には嬉しい大波乱も?