JRA武豊はメイケイエールと「大喧嘩」濃厚!? 試走チューリップ賞(G2)で「奇襲」の可能性は……

昨年の阪神JF(G1)4着馬メイケイエール(牝3歳、栗東・武英智厩舎)が6日(土)、チューリップ賞(G2)で始動する。
例年なら阪神JF組がこのトライアルレースに大挙出走するが、今年は重賞2勝のメイケイエールのみ。しかも、他の11頭は全て1勝馬で、抜けた1番人気は間違いない。
3日(水)の最終追い切りは、不良馬場のCWで4ハロン54秒8-11秒9を馬なりでマーク。本番に向けていい状態で臨めそうだ。ただ、追い切りで騎乗した富田暁騎手(レースは武豊騎手)が、制御に苦労する場面も目立った。
「4コーナー手前から直線入り口にかけて、首を上げて折り合いを欠く姿はとても重賞2勝馬のそれには見えませんでした。それでもラスト1ハロンは集中して真っすぐ走っており、身体の上では態勢が整ったとみていいでしょう。
デビュー時から抱えている『折り合い』という課題は解消されないままですが、その状態で4戦3勝、G1で僅差の4着という成績を残しています。(1600mの)距離も前走でメドを立てていますし、たとえ折り合いに苦労しても負けるシーンは考えにくいですね」(競馬誌ライター)
陣営も認めている通り、あとは本番に向けて「次につながるレース」をするだけだ。
次(桜花賞)につながるレースとは、道中できる限り我慢を利かせられるか。そして、どれだけ消耗を抑えられるかだろう。陣営の理想とする競馬ができれば、最後の直線で末脚が爆発することはまず間違いない。
前走は大外18番枠から、ゲートでやや遅れると、馬群からかなり離れた大外を追走。鞍上の武騎手がなだめて我慢させようとしたが、案の定、道中は掛かり気味に早めに動く形になった。そして、直線では一瞬見せ場を作ったものの、最後は末脚が鈍り、4着に敗れた。
つまり、今回と同じコースで我慢させる競馬は実践済み。敗れはしたが、一定のメドはすでに立てている。
ならば、始動戦のここは思い切った戦法を取る可能性はないだろうか。具体的には、我慢させずに、そのまま行かせてしまう戦法だ。
「武騎手は、かつて気性難のサイレンススズカを稀代の逃げ馬としてG1馬に育てた実績があります。今回のメイケイエールも、無理に抑え込んでも『大喧嘩』になってしまうことは想像に難くありません。
ならば、本番を見据えここでは逃げさせてもいいのではないでしょうか。逃げるといっても、あくまでもメイケイエールの気分に任せて、結果的に逃げる形になればの話です」(同)
武調教師は「(3日の最終追い切りは)馬場入りで少しごねました。もともと落ち着いている馬ですが少し我の強い部分がありますからね」と語っている。メイケイエールがデビュー前から教え込まれてきた“我慢”から解き放たれた時、まだ発揮していないその爆発力が牙をむくかもしれない。
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