
武豊も警戒か……「STOP THE キタサンブラック!?」に巨大牧場が送り出す「刺客」が!?

いよいよ25日に迫った有馬記念(G1)。今年も強豪古馬を中心に、豪華メンバーが集結する見込みだ。
主役を演じるのは、前走ジャパンCを逃げて圧勝したキタサンブラック(牡4 栗東・清水厩舎)で間違いない。ファン投票も1位と文句なし。鞍上の武豊騎手、馬主である北島三郎も相まって、話題は独り占めの状況だ。この「現役最強馬」が、3歳最強サトノダイヤモンド、昨年覇者ゴールドアクターなどを迎え撃つ構図である。
ただ今回、武騎手とキタサンブラックが「警戒すべき馬」は、すぐ名前の挙がる強豪だけではないようだ。
前走福島記念勝利で現在3連勝中。デビューから17戦、一度たりともハナを譲ったことのないマルターズアポジー(牡4 美浦・堀井厩舎)は不気味だ。基本的に前目の競馬を身上とするキタサンブラックだが、マルターズアポジーが思い切りよく逃げれば、ハイペースで「後続有利」な展開になることも十分に考えられる。
さらに、登録馬の中で出走可能だったトーセンバジルが有馬記念回避により「繰り上がり出走」となる、これまた先行、逃げを身上とするサムソンズプライド(牡6 美浦・杉浦厩舎)はさらに不気味だ。これまでの戦績を見る限り、レース運びはキタサンブラックに近いものがある。マルターズアポジーと揃って先団を引っ張れば、それこそ「激流」となり、キタサンブラックの終いの粘り腰に影響を与えないとも限らない。
さらに、サムソンズプライドは巨大牧場「ノーザンファーム」と極めて関わりの深い「シルクレーシング」の所有馬。今年の有馬記念には傑作サトノダイヤモンド、さらには今年の宝塚記念馬マリアライト、本格化を迎えたシュヴァルグランと、強豪「ノーザンファーム産馬」が多数出走を予定している。この3頭はいずれも「中団より後」で競馬をする馬たちだ。シュヴァルグランに関しては、前走ジャパンCを後方からの競馬で3着に食い込んでいる。
ただ、シュヴァルグランが脚を伸ばしてきた時、すでに勝負はキタサンブラックで決まってしまっていた。充実期にあるキタサンブラックに楽に主導権を握られてしまえば、逆転することは非常に難しい状況と言える。
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