JRA「最長22連敗」追っても伸びない武豊に衰えの声!? 若手騎手に完敗でファンは大ショック…… 春G1を前に「あの疑惑」が再燃焼
武豊騎手のファンにとっては、少々ショッキングな結果だったかもしれない。
6日、阪神競馬場で行われた6R(1勝クラス)は、2番人気シンゼンデレヤが勝利。武豊騎手のエブリワンブラック(牡4、栗東・武幸四郎厩舎)は、1番人気に支持されたものの2着に敗れた。
まだ1勝馬の身ではあるが、エブリワンブラックは武豊騎手とのコンビでG1・7勝を挙げた7冠馬キタサンブラックの全弟。相手関係的にも負けられない一戦だったといえるだろう。
レースは8頭立てのダート2000m戦。スローペースで流れる展開をエブリワンブラックは好位の3番手で追走した。しかし、14秒台にラップが緩んだ前半800m手前でシンゼンデレヤが一気のマクリ。これに応戦してエブリワンブラックも2番手まで位置を上げてマークする。
最後の直線に入って、先に追い出したシンゼンデレヤを目標に追い出されたエブリワンブラック。手応えの違いからも、そのまま交わすかと思われたが、そこからが案外だった。脚色が同じになると、そのまま馬体を並べてゴール。急激にラップが緩んだ隙を見逃さず、いつもよりワンテンポ早めに上がったシンゼンデレヤ城戸義政騎手の騎乗も見事だった。
その一方で、完全に勝ちパターンに持ち込んだはずの武豊騎手が、若手騎手相手に追い比べで負けたのは残念な結果でもある。ネットやSNSでは一部のファンから「若手に完敗はさすがにショック」「追っても伸びない」「腰痛直ってないのかな?衰えたね」といった辛辣な意見も見られた。
「早めのマクリで好走していたシンゼンデレヤの奇襲は想定内だったはず。あそこまでラップが緩んだのなら自分から先に動いてもよかったかもしれません。
心配だったのはむしろ、追っても馬が伸びなかったことです。今年、武豊騎手の調子がもう一つなのは追い比べで後れを取ることが目立っていただけに心配ですね」(競馬記者)
これと無関係に思えないのが、武豊騎手を襲った年始のアクシデントだ。
今年初日に3勝を挙げてロケットスタートした武豊騎手だったが、1月9日からの三日間開催を前に腰痛で騎乗をキャンセル。自身の公式サイトで「医師の指示通りの対処で、腰痛はウソのようにスッキリしました」と回復を報告したが、復帰して以降は人気馬に乗っても勝てない競馬が続き、22連敗に19連敗を重ねるなど成績が伸び悩んだ。
エブリワンブラックで不覚を取ったものの、メイケイエールに騎乗したメインのチューリップ賞(G2)を制した武豊騎手。結果的にエリザベスタワーと同着で事なきを得たが、圧倒的1番人気に支持された馬としては負けにも等しい内容だった。
メイケイエールはスタートしてから終始、引っ掛かり通し。鞍上の制止を振り切るかのように首を左右上下に振って暴走状態。武豊騎手はジェットスキーのような格好で懸命になだめたが、ついには諦めて先頭に立つ競馬を選択するに至った。
パートナーが前進気勢の強い馬とはいえ、武豊騎手の抑え切れない姿に本番で不安を残したことに変わりはない。そしてこの抑えが利かない、追っても伸びないという現状に腰痛が完治していないのではないかという疑惑も否定できない。
これから始まる春のG1戦線を前に、競馬界のレジェンドは心配の声を払拭できるだろうか。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
JRA武豊メイケイエールに「コンビ解散」希望の声……!? 課題残したチューリップ賞、本番を前に挙がった「代役候補」と「最終手段」とは
JRA武豊&川田将雅で明暗くっきり!? チューリップ賞(G2)同着優勝も「カッコ悪い勝ち方」”暴君”メイケイエールに前進見られず……
JRA武豊「納得してくれるかどうか」チューリップ賞(G2)メイケイエール試練の「1枠1番」が逆に好都合となりそうな理由
JRA武豊はメイケイエールと「大喧嘩」濃厚!? 試走チューリップ賞(G2)で「奇襲」の可能性は……
JRA武豊「彼のファインプレー」最大の功労者に感謝! すみれS(L)ディープモンスター圧勝も一歩間違えれば……「あの馬」との鞍上問題に決着か