GJ > 競馬ニュース > メイショウダッサイが世代交代に王手!
NEW

JRA圧勝「7馬身差」でオジュウチョウサンへ挑戦状! 高齢化進む障害界に「若くない」新エース!? メイショウダッサイが世代交代に王手

13日、阪神競馬場で行われた阪神スプリングジャンプ(J・G2)は、メイショウダッサイ(牡8歳、栗東・飯田祐史厩舎)が優勝。2着スマートアペックスに7馬身をつける圧勝で、オジュウチョウサンへの挑戦状を叩きつけた。

約1か月後に控える4月17日の中山グランドジャンプ(J・G1)で顔を合わせるであろう2頭。昨年はオジュウチョウサンが2着メイショウダッサイに3馬身差をつけ快勝している。

しかし、それ以降メイショウダッサイは負けなしの3連勝。今回の圧勝劇によって、打倒・オジュウチョウサンに王手をかけたといっても過言ではないだろう。

ライバル・オジュウチョウサンは、これまで絶対王者として障害界を引っ張ってきた。

芝デビューから3戦目、3歳で障害レースに戦いの場を移すと、5歳でその才能は開花。2016年の中山グランドジャンプを2番人気で制すると、そこから障害レースでは13連勝と圧倒的強さを誇っていた。

しかし、前走の京都ジャンプS(J・G3)では単勝1.1倍の支持を得ながらも、まさかの3着敗退。9歳となったオジュウチョウサンは、8歳タガノエスプレッソ、6歳ブライトクォーツという自身より若い世代の馬に先着を許している。

「オジュウチョウサンも今年で10歳と高齢です。2016年の中山グランドジャンプ以降、続いていた障害レースでの連勝も13でストップしましたし、そろそろ引退も近づいているのではないでしょうか。

障害レースでは14戦連続で1番人気に推されていたオジュウチョウサンですが、今年の中山グランドジャンプではメイショウダッサイに1番人気を譲る可能性もあるかもしれませんね。レースの結果とともに、人気にも注目したいところです」(競馬記者)

オジュウチョウサンは、中山グランドジャンプを5連覇中。近3年は平地競走挑戦などで年末の中山大障害(J・G1)には出走していないが、出走した障害G1では7連勝中と敵なし状態だった。

だが、昨年の中山グランドジャンプで負かしたブライトクォーツに敗れているオジュウチョウサンに対し、メイショウダッサイは2走前の中山大障害でタガノエスプレッソとブライトクォーツをともに破っている。確かに、人気が逆転してもおかしくはない状況といえるだろう。

とはいえ、オジュウチョウサンの主戦を務める石神深一騎手は、本番で巻き返しに燃えている。

石神騎手は、京都ジャンプSのレース後「最後の障害で脚をぶつけて気持ちも途切れてしまいました」と敗因を分析。また「4角では勝ち馬より手応えが良かったぐらい」と能力の差で敗れたとは思っていない。

左前脚を捻ったため、前走後は放牧に出されリフレッシュ。近日帰厩予定で、6連覇を懸け中山グランドジャンプに向かう予定だ。

絶対王者・オジュウチョウサンか、はたまた8歳にして頂点を狙う新エース・メイショウダッサイか……。1カ月後の対戦が今から楽しみだ。

JRA圧勝「7馬身差」でオジュウチョウサンへ挑戦状! 高齢化進む障害界に「若くない」新エース!? メイショウダッサイが世代交代に王手のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オグリキャップ負けた」が話題となった宝塚記念…悲運の鞍上は武豊と同世代、勝ち馬の騎手は後に競馬界から追放のショック【競馬クロニクル 第60回】
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. 名コンビ・吉田隼人×ソダシは「なぜ」解散に至ったのか。D.レーン→川田将雅「勝利至上主義」に走った陣営の裏事情
  6. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  7. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  8. 武豊が「告白」宝塚記念(G1)キタサンブラック大敗劇で「最大の敗因」とされるサトノクラウンの”荒技”の影響……凱旋門賞消滅への思いと「雪辱の秋」へ<2>
  9. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  10. 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去