GJ > 競馬ニュース > 「何故」オジュウチョウサンは敗れたのか
NEW

JRA「何故」オジュウチョウサンは敗れたのか。京都ジャンプS(G3)障害界の絶対王者にとって約4年ぶりの「苦手レース」と、主戦騎手が語った敗因とは

JRA「何故」オジュウチョウサンは敗れたのか。京都ジャンプS(G3)障害界の絶対王者にとって約4年ぶりの「苦手レース」と、主戦騎手が語った敗因とはの画像1

 14日、阪神競馬場で行われた京都ジャンプS(G3)は、2番人気のタガノエスプレッソ(牡8歳、栗東・五十嵐忠男厩舎)が勝利。前走の阪神ジャンプS(G3)に続く、重賞連勝となった。

 その一方、単勝1.1倍と圧倒的な1番人気に推されながらも3着に敗れたのが、障害界の絶対王者オジュウチョウサン(牡9歳、美浦・和田正一郎厩舎)だ。

 6頭立てで行われた障害3140mのレース。好スタートを決めたオジュウチョウサンは、逃げるタガノエスプレッソを見るような形の2番手。3コーナーで並びかけ、先頭と横一線で最終障害を飛越。あとはいつも通り、ライバルをちぎり捨てるだけのはずだったが、そこから伸びず3着を死守するのが精一杯だった。

「スタートも良かったですし、番手に取り付いて勝負どころで先頭に並び掛けるのはオジュウチョウサンにとって、いつも通りの勝ちパターン。今回も最後の直線を向くまで何の心配もしていなかったんですが……。言葉がないというか『まさか』と言う他ないですね。

春の中山グランドジャンプ(G1)以来のレースで、馬体が少し緩い印象でしたが許容範囲。負け方も然ることながら、負けたこと自体がショックです」(競馬記者)

 この結果を受け、ネット上の競馬ファンもSNSや掲示板を通じて「オジュウが負けた!」「競馬に絶対はないのか」「ウソでしょ」「時代が終わったのか」など、オジュウチョウサンの敗戦にショックを受けたファンが続出……。

 それもそのはず。オジュウチョウサンは2016年4月の中山グランドジャンプで初G1制覇を飾ってから、G1・7連勝を含む障害13連勝。平地で負けることはあっても、障害では約4年もの間「絶対王者」であり続けていたのだ。

「障害レースで活躍する高齢馬はセン馬が目立ちますが、オジュウチョウサンは去勢せずにここまで戦ってきました。常識的には牡馬の9歳、いつ限界が来てもおかしくない状況でしたが、今回は主戦の石神深一騎手が夏に落馬したこともあって、その復帰に合わせた経緯があります。それだけに直前の追い切りの動きは特に問題なかったんですが、体調面の管理が難しかったのかも。ただ、それでも敗れることは想像していませんでした」(同)

 これまで数々のライバルの挑戦を退けてきた障害の絶対王者も、今年で9歳。さすがに衰えを隠せなくなってきたということだろうか。

 だが、ある記者は敗因として別の可能性を指摘している。

JRA「何故」オジュウチョウサンは敗れたのか。京都ジャンプS(G3)障害界の絶対王者にとって約4年ぶりの「苦手レース」と、主戦騎手が語った敗因とはのページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛