
JRAリフレイム「惨敗」でも未来は明るい!? フラワーC(G3)が道しるべ「エイシンヒカリ2世」その怪物ぶりに新たな可能性
20日、中山競馬場で行われるフラワーC(G3)にリフレイム(牝3歳、美浦・黒岩陽一厩舎)が出走を予定している。
デビュー戦ではモッサリとしたスタートから強引にハナを叩くと、最後の直線では外ラチに向かって逸走。絶望的なビハインドにも映ったレースで、なんと外ラチを頼りながら逃げ切ってしまった。
同じく外ラチまで逸走しながら逃げ切ったといえば、思い出されるのが2014年にアイルランドT(OP)を制したエイシンヒカリである。
デビューから5連勝を飾り、最終的には海外G1・2勝を含む10勝を挙げたエイシンヒカリ。リフレイムのデビュー戦での走りは、まさにエイシンヒカリを思わせる怪物ぶりであった。
その衝撃あって、2戦目でも大きな注目を集めたリフレイム。1番人気に推されたレースでは一転、最後方からの殿一気で2着に5馬身差をつけて圧勝した。
しかし、3戦目の京王杯2歳S(G2)では思ったような脚を使えずに5着に敗れると、巻き返しを期したクイーンC(G3)でも13着と惨敗。今となってはすっかり影を潜めつつある。
2戦目までのパフォーマンスから復活を願うファンも多いだろうが、桜花賞出走にはフラワーCで2着以内が必須条件。リフレイムにとっては、このレースの結果が今後の道を大きく左右するかもしれない。
「桜花賞の出走ボーダーは1100万円ほどとなりそうです。現在、リフレイムは収得賞金900万円ですから、桜花賞出走となると賞金加算が必要となるでしょうね。
ただ、衝撃のデビューからパフォーマンスは落ちる一方。フラワーCに出走してきたことからも陣営はまだ芝レースに未練を残していると思いますが、血統的にはダート馬ではないかと推測します。芝でこれだけ走れるのですから、砂の怪物である可能性も十分あると思いますよ」(競馬記者)
リフレイムは父アメリカンファラオに、母父がタピットという血統。
アメリカンファラオは、アメリカのクラシック三冠馬で産駒には日本でも今年のフェブラリーS(G1)を制したカフェファラオがいる。
PICK UP
Ranking
23:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
武豊が社台に干された「曰く付き」阪神JF……”引退説”が囁かれた大スランプの原因「ダンスファンタジア事件」とは
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞を勝ったのは?
- JRA「パワハラ訴訟」渦中もノーザンファームからの信頼は急上昇!? 藤沢和雄、堀宣行ら関東の名伯楽に迫る勢い、快進撃続く木村哲也調教師の「生き残り戦略」とは
関連記事
JRA【フラワーC(G3)展望】阪神JF(G1)3着ユーバーレーベン痛恨の「M.デムーロロス」で大ピンチ!? 未完の怪物リフレイムは正念場
JRA「怪物」リフレイムがクロノジェネシス“2世”襲名!? クイーンC(G3)芦毛馬「複勝率85.7%」を味方に“G1約束手形”獲得なるか
JRA牝馬出世レースに素質馬&有力馬が集結! 12冠ベビー・アカイトリノムスメ、「怪物復権」リフレイムらが虎視眈々
JRA「怪物」リフレイム木幡巧也に非難轟々!? 京王杯2歳S(G2)自身初の重賞1番人気も「ドン詰まり」で不完全燃焼
JRA M.デムーロ”逃した魚”は大きかった!? 京王杯2歳S(G2)リフレイム“更生”で木幡巧也に「千載一遇」の大チャンス!