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【徹底考察】有馬記念(G1) マリアライト「昨年は大外枠から惜しい4着。宝塚記念のような『真価』を発揮するために必要な『爆薬』の存在とは」

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≪結論≫

 エリザベス女王杯は敗れてしまったが、適性や不利があったことを考慮すれば悲観するような内容ではない。昨年と同じ大外枠となってしまったが、追い切りや陣営の話からも昨年と遜色ない状態が期待できそうだ。

 だが、この馬が超一流の牡馬さえ退ける「真価」を発揮するには、とにかくタフなレースになることが重要だ。単純に雨で馬場が荒れることもプラスだが、それ以上にスピードや瞬発力よりも、スタミナや底力が問われるタイトな流れが望ましい。

 例えば『考察』で述べた昨年の有馬記念では前半こそ緩かったが、ゴールドシップが早めに動いたことで後半は相当タフな流れになった。逆に宝塚記念では稍重の中、キタサンブラックが1000m通過59.1秒のペースを作っている。

 勝った昨年のエリザベス女王杯にしても1000mの通過は稍重で60.7秒。ちなみに今年は良馬場で61.8秒。こういった流れでは、おそらく出番がないだろう。

 その上で今年の有馬記念だが、昨年ペースアップの「爆薬」となったゴールドシップがいない事実は、本馬にとって非常に痛い。あれだけ迫力あるまくりを打てる馬がそうそういるわけでもなく、今年のメンバーに代わりとなるような存在は見当たらない。

 そうなってくると、本馬にとって昨年同様、キタサンブラックの近くで競馬することは必須となってくる。

 昨年の有馬記念では、勝負所で早々にキタサンブラックに並びかける積極的な競馬だった。最後は競り負けたが、それを承知で今年も積極的に自ら仕掛けて厳しいペースを意図的に作らなければ、エリザベス女王杯のような不本意な結果が待っている可能性が高い。

 仮に緩いペースで後方から脚を溜めてもキタサンブラックは捕まらないし、この馬が差す展開ならば、それ以上にキレる馬がいる。

 相当厳しい戦いになりそうだが、ノーチャンスではない。自分の立ち回り次第で活路を見いだせるはずだ。これが引退レース、悔いのない走りを期待したい。
(監修=永谷研(美浦担当))

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