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JRA高松宮記念(G1)レシステンシア浜中俊「6年前」の惜敗に共通点!? 重なる状況が暗示するのは「あの馬」の勝利か

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 28日、中京競馬場で行われる高松宮記念(G1)の枠順が決まった。

 武豊騎手の負傷により浜中俊騎手へと乗り替わったレシステンシア(牝4歳、栗東・松下武士厩舎)は8枠16番。『日刊スポーツ』の取材に対し「(枠順は)真ん中くらいがいいですね」と希望していた陣営にとっては、外過ぎる枠順となった。

 レシステンシアは、前走の阪急杯(G3)を持ち前の速さで逃げ切りレコード勝ち。今回が初めての1200m戦となるが、陣営は「スピードがあるので対応はできると思います」と、そのスピードに自信を漲らせている。

 近走、逃げる競馬で結果を出すレシステンシアにとって、やはり気になるのは昨年の覇者・モズスーパーフレアの存在だろう。これまでに出走したG1レースは、全てのレースでハナを奪っている現役屈指の快速馬で、レシステンシア陣営も「モズスーパーフレアより外がいい」と同馬の出方に目を光らせている。

「レシステンシアの8枠16番に対し、モズスーパーフレアは2枠4番の絶好枠を引きましたね。レシステンシア陣営も『ハナにはこだわらずに、この馬のリズムで運びたいですね』と話していましたし、内外でこれだけ離れるとレシステンシアがハナを奪う可能性は低いでしょう。

逃げなくても大丈夫だと思いますが、過去の傾向からは内枠有利なレースです。レシステンシアにとっては、厳しい展開となるかもしれませんね」(競馬記者)

 中京競馬場の馬場改修工事が終わったのが2012年1月。その後に行われた近9年の高松宮記念では、確かに内枠有利の傾向が強い。

■2012年以降(中京競馬場改修後)高松宮記念の枠番傾向
(成績、勝率、連対率、複勝率)
1枠 0- 0- 1-17/18 0.0% 0.0% 5.6%
2枠 3- 2- 1-12/18 16.7% 27.8% 33.3%
3枠 2- 1- 0-15/18 11.1% 16.7% 16.7%
4枠 0- 2- 4-12/18 0.0% 11.1% 33.3%
5枠 2- 0- 1-15/18 11.1% 11.1% 16.7%
6枠 1- 1- 0-16/18 5.6% 11.1% 11.1%
7枠 0- 1- 1-24/26 0.0% 3.8% 7.7%
8枠 1- 2- 1-23/27 3.7% 11.1% 14.8%

『netkeiba.com』の予想オッズでも1番人気に支持されるレシステンシア。勝率3.7%という試練の8枠に入り、苦戦を強いられる可能性も十分に考えられるだろう。

 鞍上の浜中騎手は2015年にも、高松宮記念で8枠16番という外枠を経験。今回のレシステンシアと同じく阪急杯(G3)からの参戦となったミッキーアイルであったが、最後の直線では内の2頭をとらえることができずに3着に惜敗している。

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 勝利したのは、エアロヴェロシティ。奇しくも、レシステンシア陣営が気に掛けるモズスーパーフレアと同じ2枠4番の馬だった。

 あの時と重なる状況に、浜中騎手もリベンジへと燃えているはず。同脚質のモズスーパーフレアとの兼ね合いに、その手腕が試されることとなりそうだ。

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