JRA 武豊「最下位になっても文句は言えない」と危惧!? 桜花賞(G1)メイケイエール陣営が横山典弘「全権委任」に太鼓判、ノームコアの苦い記憶を払拭できるか
武英智調教師は「前走まで手綱を取っていただいた武豊騎手もそうですし、横山典弘騎手も僕の憧れの存在」とその手腕を高く評価。
「馬の気持ちを最優先で競馬される方なので、こっちの固定観念も取り払われるというか、アッと言わせる方なので感性に任せて競馬していただけたらなと思います」と絶大な信頼を感じられるコメントを残している。
「盟友といえる武豊騎手の代打でプレッシャーもあったでしょうが、これで横山典騎手も少しは気が楽になったのではないでしょうか。これまで武豊騎手が前から後ろからと試行錯誤を繰り返しましたが、これは『感性に任せて』というある意味『全権委任』とも受け取れるコメントを陣営が出したということです。
横山典騎手といえば大胆な後方待機策をすることもあり、一部ファンから『後方ポツン』なんて言われることもありますが、それは馬の気持ちを最優先してのこと。これとは逆に鮮やかな大逃げで度肝を抜いたイングランディーレやセイウンスカイのような例もあります。メイケイエールとのコンビでどう乗って来るのかは楽しみですね」(競馬記者)
その一方、横山典騎手にとって苦い記憶となったのが昨年のエリザベス女王杯(G1)だろう。

このレースで2番人気ノームコアに騎乗した横山典騎手だが、近走は後ろからの競馬で好走していた馬でハナに立つ奇襲に出たものの18頭立ての16着に大敗。ノームコアはZ.パートン騎手と挑んだ香港C(G1)で後方から見事な差し切り勝ちを収めたこともあって、エリザベス女王杯の奇策には賛否が分かれることになった。
それだけに桜花賞のメイケイエールで「逃げ」を選択することに、躊躇もあったかもしれない。だが、陣営から全幅の信頼がある状況なら、見るものをアッと驚かせるマジックのまたとない援護射撃ともなりそうだ。
はたして関東の大ベテランはどのような作戦を取るのか。その手綱捌きに注目したい。
(文=高城陽)
<著者プロフィール>
好きな馬はミホノブルボン。馬券は単複派。人気薄の逃げ馬で穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で叫びたい。
PICK UP
Ranking
17:30更新
皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞を勝ったのは?
巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- ブレスジャーニー再び「主役」へ5馬身ぶっちぎり!「サラブレッド射殺事件」を乗り越えた”強い3歳馬”の真打ちが復活!?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
















