GJ > 競馬ニュース > 皐月賞惨敗ダノンザキッドに新たな不安!?
NEW

JRA 皐月賞惨敗ダノンザキッドに新たな不安!? 最悪ダービー回避の可能性も…… 陣営が漏らした予想外の発言に賛否両論の声

【この記事のキーワード】, ,

JRA 皐月賞惨敗ダノンザキッドに新たな不安!? 最悪ダービー回避の可能性も…… 陣営が漏らした予想外の発言に賛否両論の声の画像1

 先週行われた牡馬クラシック第1弾の皐月賞(G1)。2番人気のエフフォーリアが戦前の混戦模様を覆す3馬身差の独走を決め、見事に一冠目を制した。一方、1番人気に支持されたダノンザキッド(牡3歳、栗東・安田隆行厩舎)は、4コーナーで早々に手応えを失うと、直線はズルズルと後退。まさかのブービー15着に敗れた。

 レース後、主戦の川田将雅騎手は「返し馬の雰囲気が抜群だったので自信をもって競馬に向かえたが、能力を出せずに終わってしまった。ダービーに向けて改めて準備をしたい」とコメント。管理する安田隆行調教師も、「返し馬の感じがすごくよかった。いい形で行けたと思うが、4角手前で手応えが怪しくなった。敗因が分からない。ダービーへ向けて頑張りたい」と話している。

 日本ダービー(G1)の大舞台でリベンジを誓ったダノンザキッド陣営だったが、一夜が明けて状況が一転した。もしかするとダービーを回避する可能性も出てきたかもしれない。

 皐月賞の翌日、安田隆師はダノンザキッドについて「担当者によるとやっぱり『疲れている』と言っていました。ふがいない競馬でしたね。何が原因かわからないですね」とコメントし、次走については、「今後どうするかもう1度、オーナーと相談します」と話すにとどめたということを、『サンケイスポーツ』が報じている。ダービー出走に関して、どうやら現時点で「未定」となってしまったようである。

 ダノンザキッドは昨年のホープフルS(G1)を優勝後、近年主流になりつつある皐月賞への直行ではなく、トライアルレースを挟んで、3着と敗れていたことからも、巻き返しが絶対のテーマだった。

 安田隆師は「この馬は一度使った方が絶対にいい」と話しており、ひと叩きした弥生賞(G2)で敗れはしたものの、「本番に向けて良い前哨戦になった」と敗戦にも前向きな姿勢を崩さなかった。

 しかし、万全の態勢で臨んだはずの皐月賞で大敗するどころか、安田師から「疲れている」とコメントが出たのは心配だ。大舞台であるダービーへの出走が不透明となってしまったことで、ネットの掲示板やSNSでは一部のファンから「弥生賞で仕上げ過ぎたのでは?」「ダービーに出られなくなったら本末転倒」といった声も出た。

「1走多かったというのはあくまで結果論ですからね。ただ、ダノンザキッドはデビュー戦こそ地元関西でのレースでしたが、2戦目となった東スポ杯(G3)から先週の皐月賞に至るまで、4走連続で関東への輸送が続いていました。

休み明けだった東スポ杯こそ馬体重は増えていましたが、その後は使われる毎に減り続けていたのは気になりました。皐月賞ではパドックでの発汗も非常に目立っており、『おつりが無い』のかなと感じる負け方でした」(競馬記者)

 ホープフルSでは師匠である安田隆師の馬で初G1初制覇となった川田騎手が思わず男泣きするシーンも見られた。果たしてこの師弟コンビの姿を日本ダービーで目にすることができるのだろうか。

JRA 皐月賞惨敗ダノンザキッドに新たな不安!? 最悪ダービー回避の可能性も…… 陣営が漏らした予想外の発言に賛否両論の声のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛