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JRA コントレイル、サートゥルナーリアとの決定的な違いとは? 皐月賞惨敗ダノンザキッドが歩むのはアノ馬と同じいばらの道か

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ダノンザキッド 撮影:Ruriko.I

 先週の皐月賞(G1)を制し、デビューからの4連勝で皐月賞馬となったエフフォーリア。桜花賞(G1)を制したソダシとともに無敗馬がクラシック初戦で勝利を飾った。

 桜花賞2着のサトノレイナスは敗れたとはいえ次走のオークス(G1)で逆転の望みも見えた内容だったのに対し、皐月賞のダノンザキッド(牡3、栗東・安田隆行厩舎)は2.5秒も離された15着。同じ1番人気でも大きく明暗が分かれる結果となった。

 阪神JF(G1)組はしっかりと結果を残したが、ホープフルS(G1)や朝日杯FS(G1)組は新勢力の前に逆転を許してしまった。

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 17年からG1昇格したホープフルSは18年サートゥルナーリア、19年コントレイルが皐月賞を1番人気に応えて優勝。同じ中山・芝2000mということも、両レースの相性の良さを物語っているのは確かである。

 にもかかわらず、ダノンザキッドは前述2頭と大きく異なる結果。一体何がここまで差のつく原因となったのだろうか。

 これにはやはり、トライアルを使ったかどうかが最もわかりやすい。ホープフルSと同じ条件とはいえ、弥生賞(G2)の場合は過去10年で勝ち馬がおらず、皐月賞で勝利したのは直近でも2010年のヴィクトワールピサまで遡る必要がある。少なくともデータ的な観点からは、割引要素だったともいえる。

 そして、この傾向に拍車を掛けたと考えられるのがホープフルSのG1昇格ではないだろうか。調教技術の進化とともに、近年は有力馬がトライアルを使わず、目標とするレースに直行するケースが主流となりつつある。

 その一方で、ただ単純に直行するという訳ではない。成功させるには同世代で突出した能力の持ち主であること。休み明けでも十分に能力を発揮できる状態であることも必要とされる。

 そう考えるとダノンザキッドの弥生賞は、コメントからも陣営の不安が見え隠れしていたといえる。同馬はノーザンファームの生産馬であり、コントレイルやサートゥルナーリア級に力の抜けた存在であるなら、弥生賞を使う選択をしなかった可能性が十分に考えられたはずだ。

 にもかかわらず、あえて弥生賞を使った上にまさかの3着では、すでに危険な人気馬の条件が揃っていたといっても過言ではない。

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