GJ > 競馬ニュース > 「さらば、愛しの有馬記念」  > 2ページ目
NEW

「さらば、愛しの有馬記念」レーティング基準クリアでホープフルSの「G1昇格」に待ったなし。数多くの「疑問」も今月中にも承認か

【この記事のキーワード】, ,

 その中でも特に注目されるべきは、G2に昇格してからの「ホープフルSの評価」の高さだ。

 昨年の「114」という評価も極めて高い評価といえるが、ハートレーが勝った一昨年も同じ「114」。確かに鮮やかな勝ち方だったが、ハートレーはその後の共同通信杯(G3)で9着に惨敗している。ちなみにこれは同年の朝日杯FSで2着だったエアスピネルと同評価だ。

 さらにシャイニングレイが勝った2014年も「112」と既定の「110」をクリア。シャイニングレイは次の弥生賞(G2)で7着に惨敗しているが、この当時は同年の東京スポーツ杯2歳Sの覇者で、翌年の弥生賞の勝ち馬サトノクラウンの「109」よりも遥かに高い評価を受けていた。

 また前身となるラジオNIKKEI杯2歳Sのレーティングと比較すると、ホープフルSの高評価がより浮き彫りとなる。

 最後にラジオNIKKEI杯2歳Sが行われた2013年の勝ち馬はワンアンドオンリー。述べるまでもなく、翌年のダービー馬である。だが、そのレーティングは110の規定には満たない「109」に留まっている。

 ちなみにその前年の2012年の覇者は、翌年の菊花賞馬のエピファネイア。日本ダービー馬キズナを3着に従えての勝利だった。だが、その際のレーティングも「109」。決して高い評価ではないが、2歳G1の規定が「110」であることを考慮すれば、むしろこの時代の評価が「妥当」といえるのかもしれない。

 いずれにせよ、昨年のホープフルSのレーティングが「114」となったことで、JRAはアジアパターン委員会へG1昇格を正式に申請できることとなった。順当に行けば今月中にも承認される可能性が高い。

 つまり、ホープフルSのG1昇格は「待ったなし」の状況になったということである。

「さらば、愛しの有馬記念」レーティング基準クリアでホープフルSの「G1昇格」に待ったなし。数多くの「疑問」も今月中にも承認かのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. 「ユタカァ、あけろー!」藤田伸二氏が明かした“恐喝”日本ダービー制覇の裏話…“怒り心頭”武豊から掛けられた恐怖の言葉とは
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 武豊が「告白」宝塚記念(G1)キタサンブラック大敗劇で「最大の敗因」とされるサトノクラウンの”荒技”の影響……凱旋門賞消滅への思いと「雪辱の秋」へ<2>
  7. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 【東京大賞典(G1)展望】国内制圧へ、世界のフォーエバーヤング登場! 昨年1、2着ウシュバテソーロ&ウィルソンテソーロなど豪華メンバー集結
  10. 「4億超え」WIN5にまた怪現象?キャリーオーバー夢見るファンを絶望させた「謎の人物」とは