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M.デムーロ、痛恨不利に「ああああっ!」で終戦!? 『みんなのKEIBA』NHKマイルC(G1)中継中、無観客に響き渡った「悲鳴」

M.デムーロ、痛恨不利に「ああああっ!」で終戦!? 『みんなのKEIBA』NHKマイルC(G1)中継中、無観客に響き渡った「悲鳴」の画像1

 9日、東京競馬場で開催された3歳のマイル王決定戦NHKマイルC(G1)は、2番人気のシュネルマイスターが勝利。鞍上のC.ルメール騎手は2月のフェブラリーS(G1)に続く、G1ゲットとなった。

 最後は池添謙一騎手のソングラインと、強烈な叩き合いを制してのハナ差勝ち。大レースに強い池添騎手に「本当に悔しい」と言わせてしまう辺りは、さすが4年連続リーディングジョッキーの貫禄だ。

 一方、絶好の展開から不完全燃焼に終わってしまったのが、かつて大レースで無類の勝負強さを誇っていたM.デムーロ騎手のタイムトゥヘヴン(牡3歳、美浦・戸田博文厩舎)だ。

「スタートを上手く出て良い所を進むことが出来ました」

 レース後、デムーロ騎手がそう振り返った通り、タイムトゥヘヴンの道中から最後の直線までの運びはほぼ完璧だった。

 最後の直線に入ると、内へ切れ込んできた1番人気のグレナディアガーズに、満を持して外から並び掛けようとしたデムーロ騎手とタイムトゥヘヴン。しかし、そこへ一足早く池添騎手のソングラインがグレナディアガーズに並びかけると、最後は1番人気馬を競り落としたものの、シュネルマイスターとの叩き合いにハナ差及ばなかった。

「先行勢の中で一番強いであろうグレナディアガーズを目標にした競馬は、池添騎手だけでなく、デムーロ騎手もやりたかったプランでしょうね。

池添騎手も勝負どころなので一歩も引けないといった感じで、やや強引にポジションを取りに行きましたが、タイムトゥヘヴンと軽く接触した結果、デムーロ騎手が少し立ち上がるシーンも……。『勝負どころで前が狭くなった』と話していたデムーロ騎手にとっては痛恨の不利だったと思います」(競馬記者)

 また、この日の東京競馬場が無観客競馬だったこともあって、不利があったシーンでは「ああああっ!」というデムーロ騎手らしき声が上がっていたという。

「ちょうど『みんなのKEIBA(フジテレビ系)』でレースを見ていたんですが、デムーロ騎手が立ち上がったタイミングで叫ぶような声が聞こえました。ジョッキーが安全確認のために進路が危うくなった際に声掛けをしますが、悲鳴に近いような声だったのでデムーロ騎手がより気の毒に……」(競馬誌ライター)

「まだ、この馬は気持ち的に狭い所に入って行けません。その後はジリジリ伸びたのですが……」

 そうレースを振り返ったデムーロ騎手といえば、先日4日に『netkeiba.com』で連載中の『Road to No.1』にて、男の子が生まれたことをファンへ報告したばかり。「ホントに頑張らなくちゃ。気合い入ってます!」と意気込んで挑んだNHKマイルCだったが、残念ながら不完全燃焼の結果となってしまった。(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

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