GJ > 競馬ニュース > 超高速馬場で福永祐一シャフリヤール急浮上!?
NEW

JRA「東京激変」超高速馬場で福永祐一シャフリヤール急浮上!? 日本ダービー「試走」が“レコード”決着で大本命エフフォーリアに「逆風」

【この記事のキーワード】, ,

JRA「激変」超高速馬場で福永祐一シャフリヤール急浮上!? 日本ダービー「試走」がレコード決着で大本命エフフォーリアに「逆風」の画像1

 29日、東京競馬場で行われた7R・3歳1勝クラス(芝2400m)が驚愕のタイムは決着した。

 1番人気に応えて完勝したグレアリングアイ(牡3歳、美浦・古賀慎明厩舎)の叩き出した2:23.8は1986年以降、同コースの3歳1勝クラスで最速。先週行われたオークス(G1)の2:24.5を大きく上回っており、同舞台で行われる明日の日本ダービー(G1)の傾向に小さくはない“爪痕”を残した。

「まだ緩くて粗削りな馬だけど、それでも勝ったように能力がある。ゆったりと運べるこの距離なら、手前を替えさせることができるしね」

 レース後、内田博幸騎手がそう称えたグレアリングアイは、ダービートライアルの青葉賞(G2)で7着だった馬だ。世代の頂上決戦に進むことは叶わなかったが、秋の菊花賞(G1)へ、まずは大きな一歩を刻んだ。

 その一方で気になるのは、やはり明日の日本ダービーの行方だろう。

「東京は今週からCコースに替わりましたが、かなり速い時計が出ていますね。今の東京は紛れもない超高速馬場と言っていいと思います。

ダービーのレコードは一昨年のロジャーバローズの2:22.6ですが、それに近いタイムで決着するかもしれません。雨が降る予報もないですし、時計面に裏付けがない馬は苦しくなるかもしれませんね」(競馬記者)

JRA「激変」超高速馬場で福永祐一シャフリヤール急浮上!? 日本ダービー「試走」がレコード決着で大本命エフフォーリアに「逆風」の画像2

 この超高速馬場で急浮上するのが、2年連続のダービー制覇を狙う福永祐一騎手のシャフリヤールだという。

 重賞初制覇となった3月の毎日杯(G3)の勝ち時計1:43.9は古馬も含めた日本レコードタイ記録。2着のグレートマジシャンも含め、今の東京は時計勝負に強いディープインパクト産駒が得意とする絶好の馬場といえるからだ。

 一方、レコードホルダーのロジャーバローズと同じ1枠1番からの発走となるエフフォーリアにとっては、逆風が吹き始めているかもしれない。

「時計のやや掛かった稍重の皐月賞(G1)で強い競馬をしたエフフォーリアだけに、時計勝負になりそうな今回の日本ダービーでどうなるのかは、まだ未知数と言わざるを得ません。

また、あくまで前日(29日)ながら、今の東京の芝コースは例年以上に外差しの傾向が強く出ています。エフフォーリアの1枠1番は例年であれば最高の枠ですが、今年はそれが逆に仇となる可能性も出てきましたね。人気は圧倒的ですが、一筋縄ではいかないのかもしれません」(別の記者)

 前日16時の段階では、単勝1.7倍という非常に高い支持を集めているエフフォーリア。2年連続の無敗三冠馬誕生へ――、今年の主役は間違いなく本馬だが、果たして。(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

JRA「東京激変」超高速馬場で福永祐一シャフリヤール急浮上!? 日本ダービー「試走」が“レコード”決着で大本命エフフォーリアに「逆風」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  2. 宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  5. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  6. 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
  7. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  8. 【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結
  9. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  10. 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆