GJ > 競馬ニュース > 大本命馬連敗の春競馬で次なる刺客は?  > 2ページ目
NEW

JRA「馬なり調整」グランアレグリアにアーモンドアイの悪夢再び!? 安田記念(G1)コントレイル、ソダシ、エフフォーリア……、大本命馬連敗の春競馬で次なる刺客は?

【この記事のキーワード】, ,

 しかし、女王に体調の不安が付きまとうのなら、展開次第で負かせる可能性は出て来る。何しろ、昨年のアーモンドアイのときも、大方の見方は確勝級での敗戦。さらにヴィクトリアマイル経由だったのは今年のグランアレグリアも同じ。

 そして、昨年のグランアレグリアと同じくインディチャンプは、高松宮記念経由での参戦。2頭の臨戦過程はアーモンドアイが敗れたときと奇しくも一致するのだ。

 馬優先の藤沢厩舎だけに、出走してくるからには問題なしということは、十分にあり得る。とはいえ、大阪杯は三冠馬コントレイルですら疲れが抜けず、宝塚記念(G1)回避に追いやられた雨中の大激戦。これは牝馬のグランアレグリアとて例外ではないだろう。

 ヴィクトリアマイルの楽勝で、確勝ムードに益々拍車が掛かったこの状況ゆえに、かえってそれが盲点とならないだろうか。

 今年の春競馬は1倍台の支持を受けた大本命馬にとって受難続き。大阪杯は1.8倍のコントレイルが3着、オークス(G1)は1.9倍のソダシが8着、日本ダービー(G1)は1.7倍のエフフォーリアが2着と裏切ったばかり。

 例外はヴィクトリアマイルで1.3倍に応えたグランアレグリアのみ。

 はたして女王は、この悪い流れに抗うことが出来るか。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

JRA「馬なり調整」グランアレグリアにアーモンドアイの悪夢再び!? 安田記念(G1)コントレイル、ソダシ、エフフォーリア……、大本命馬連敗の春競馬で次なる刺客は?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  3. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  4. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  5. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  6. 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
  7. 【オークス】石川裕紀人が滑り込みでラストチャンスをゲット!?血統的に距離延長歓迎の穴候補に浮上…カワカミプリンセス、カレンブーケドールに続けるか
  8. 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆
  9. 【天皇賞・春】ドゥレッツァでもタスティエーラでもない光明!? レベル疑問の4歳世代に「惑星ステイヤー候補」が登場
  10. 日本ダービー馬は運が良いだけ!? 天皇賞・春(G1)J.モレイラ「完璧騎乗」もタスティエーラ惨敗の絶望感…G1「2勝以上」上積みは2007年ウオッカが最後