
JRA【安田記念(G1)展望】大本命グランアレグリアに2つの「懸念」あり。サリオス「絶好舞台」で逆転に虎視眈々! ★上位人気馬予想オッズ付き★
6月6日、東京競馬場では春のマイル王決定戦・安田記念(G1)が開催される。
今年は現役最強マイラーに加え、3歳マイル王も参戦し、見ごたえのある一戦となりそうだ。GJ独自の予想オッズでは、グランアレグリアが抜けた1番人気となりそうだが、絶対女王には2つの懸念材料が浮上している。
★上位人気馬の単勝予想オッズ★
・グランアレグリア 1.2倍
・サリオス 6.3倍
・インディチャンプ 8.5倍
・シュネルマイスター 18.1倍
・ラウダシオン 23.6倍

前走のヴィクトリアマイル(G1)を4馬身差で圧勝したグランアレグリア(牝5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)。G1・5勝目を挙げ、現役最強マイラーから史上最強マイラーへとその地位を昇華しようとしている。
今年の大目標となる天皇賞・秋(G1)を見据えて、安田記念をスキップして休養という選択肢もあるなか、この馬にとっては“強行軍”ともいえる中2週で昨年に続く連覇を狙いにきた。デビューから一貫して間隔を空けながら使われてきたグランアレグリア。この春は2か月間で3走目というローテーションが1つ目の懸念材料だ。
2つ目は、前走後に左前脚の爪が痛くなる一頓挫に見舞われたこと。重馬場の大阪杯(G1)、好タイムが飛び出したヴィクトリアマイルを走り、その疲れが出た結果とも考えられる。藤沢和調教師は「不安があれば使わない」と発言しているが、最終追い切りでしっかりと状態を見極めたい。
2つの懸念があるものの、昨年は9冠馬アーモンドアイを完封した舞台。出走してくれば、圧倒的1番人気はまず間違いない。藤沢和厩舎にとっては最後となる安田記念で、孝行娘は再び圧勝劇を演じられるだろうか。
打倒グランアレグリアの1番手は、同じ関東馬のサリオス(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)だ。
前走の大阪杯では、コントレイルとグランアレグリアに次ぐ3番人気に支持された。積極的に先行し、2番手で4コーナーを回ったが、直線は伸びを欠き5着に敗れた。
前走で初めて手綱を取った松山弘平騎手は「馬場が想像以上に悪くなって苦しくなりました」と敗因を分析。重馬場が敗因なら、良馬場での巻き返しは必至だろう。朝日杯FS以来のG1制覇に向けて、距離短縮の条件も好転する。
サリオスにとって1600mは4戦3勝と最も得意とする距離。昨秋のマイルCS(G1)は5着に敗れたが、これは大外枠から終始外々を回されたことが敗因。グランアレグリアと着差(0秒4差)ほどの実力差はないはずだ。
さらに東京コースも4戦3勝とこの馬にとってはベスト。唯一の敗戦がコントレイルの2着に敗れた日本ダービー(G1)だった。父系・母系ともに晩成血統のサリオスが復活を期す。
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