真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.06.20 09:31
競馬界の象徴「武豊誕生」の根底にあった時代の変化……加速する騎手の圧倒的「格差問題」解消に向けJRAが再び推し進める「大改革」
文=浅井宗次郎
「馬券は騎手で買え」といわれて久しい昨今、「馬7騎手3」などといわれたのは、もはや一昔前の話と述べても過言ではないだろう。
先週17日、18日の東京競馬。土曜日にリーディング5位(19日現在、以下同)につける内田博幸騎手が1日5勝と爆発すると、翌日にはリーディング2位の戸崎圭太騎手がこちらも5勝を上げた。
知っての通りJRAの1日のレース開催は「12」であり、土日2日間なら合計24のレースが行われる。先週の東京競馬には計43名(障害騎手を除く)の騎手が参戦したが、障害レースを除いた23レースの内、地方競馬出身の内田騎手と戸崎騎手で11勝を占めたことになる。
わずか2人の騎手に”約半数”の勝ち星を持っていかれては、他の騎手にとってレースを勝つことが、如何に至難の業であるのは想像に難しくはない。
また、23レース中15レースをリーディング5位以内の騎手が勝利しており、残った8レース中7レースをリーディング40位以内の騎手が勝利している。このことからも先週の結果は、現代のジョッキー界の「格差」が如実に現れた2日間だったといえるだろう。
PICK UP
Ranking
5:30更新- JRA内田博幸「戸崎ブチギレ騒動」から遺恨“独立”で引退危機!? エージェント“不条理”解約に「義理を通すなら……」
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
- 岩田康誠「キレ散らかし」返答にインタビュアーもタジタジ…名手が信じたドウデュース世代の実力馬が有馬記念前に答え合わせ
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声