【ベルモントS(G1)展望】怪物エピカリスが米国三冠の最終章に名乗り!昨年ラニが3着した舞台で「米国2歳王者」との一騎討ちに挑む!
今週末10日(土、日本時間11日朝)に、ニューヨーク州のベルモントパーク競馬場で米国クラシックの最後を飾るベルモントS(G1、ダート2400m)が開催される。
昨年、日本からラニが初参戦し、いきなりの3着と大きな希望を残したベルモントS。今年は「10年に1頭の逸材」と評されるエピカリス(牡3歳、美浦・萩原清厩舎)が参戦。JRAからは前夜からの馬券発売が発表されている。
日本では無敗のデビュー4連勝を飾り、早くから「10年に1頭の逸材」と絶賛されている大器エピカリス。父ゴールドアリュールが他界した年に、本馬が現れたのも何かの縁だろうか。
昨夏の新馬戦で後続を6馬身ちぎる派手なデビューを飾ると、2戦目のプラタナス賞(500万下)では、さらに着差を広げる7馬身差の圧勝。主戦のC.ルメール騎手も「強い、強い」と舌を巻く他なかった。初の地方遠征となった北海道2歳優駿(G3)では、スタートからハナを奪うと最後の直線を独走。結果的に、後続に2.4秒差をつける大差勝ち。
今年初戦となったヒヤシンスS(OP)も、単勝1.4倍という圧倒的な人気に応えて完勝。着差こそ3/4馬身差にとどまったが、+18kgに加え、斤量が他馬よりも1kg重い中での出走となっていた。今年の3歳ダート馬の中では抜けた存在といえる。
しかし、初の海外遠征となった前走のUAEダービー(G2)では、最後の直線で一度は先頭に立ったものの地元のサンダースノーとの叩き合いに持ち込まれて惜敗。ただし、勝ったサンダースノーはその後、アイルランドの愛2000ギニーに出走して2着と一流のパフォーマンスを見せており、依然エピカリスの国際的な評価は高い。
今回は予定されていた国際便が大幅に遅れるアクシデントがあったものの、幸い日本で待機できたため大事には至らず。昨年3着だったラニを超える結果を残すことができるか、主戦のC.ルメール騎手の手綱さばきにも注目だ。
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