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武豊騎手がキタサンブラックで挑む宝塚記念(G1)の”予行演習”で重賞ゲット! 「神騎乗」と絶賛の池江調教師はサトノダイヤモンドを回避させて一安心?

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武豊騎手がキタサンブラックで挑む宝塚記念(G1)の予行演習で重賞ゲット! 「神騎乗」と絶賛の池江調教師はサトノダイヤモンドを回避させて一安心?の画像1

 日本一、いや世界一の体内時計を持つ天才騎手の、まさに真骨頂といえるレースコントロールだった。

 3日に阪神競馬場で行われた鳴尾記念(G3)は、武豊騎乗の3番人気ステイインシアトルが優勝。果敢にスタートからハナを奪うと、最後は1番人気スマートレイアーの猛追をしのぎ切って重賞初勝利を手にした。

 この男を簡単に逃がしてしまうと、ライバルたちは最後の最後で大きな”ツケ”を支払わされることになる。キタサンブラックやエイシンヒカリと何度となく見せつけられた光景だったが、改めてその恐ろしさを知らしめることとなった。

 10頭立ての小頭数だったこともあってスタートからペースが上がらない中、武豊騎手とステイインシアトルがハナを主張。8枠9番という外からのスタートだったにもかかわらず、1コーナーに入る時点で楽々と最内の経済コースを確保。ましてや、この日は阪神競馬の開幕日である。

 率直に述べて、この時点で半ば勝負は決していたのかもしれない。

 隊列が決まってしまうとステイインシアトルが先頭のまま、誰も競り掛けることなく1、2コーナーを抜けて向正面へ。1000mの通過タイムは61.6秒。この時点で「遅い」と感じた騎手もいただろうが、ここからが天才的な体内時計を持つ武豊騎手の真骨頂だった。それは下記のレースラップを見れば明らかだ。

武豊騎手がキタサンブラックで挑む宝塚記念(G1)の予行演習で重賞ゲット! 「神騎乗」と絶賛の池江調教師はサトノダイヤモンドを回避させて一安心?の画像2

 上記の通り、武豊騎手は後続が「ペースが遅すぎる」と気付き始める600mを過ぎた辺りから絶妙な加速でペースを上げると、そのままラスト200m地点までずっと加速し続けている。それも「‐0.2」「‐0.3」「‐0.2」「‐0.3」「‐0.2」と、まるで測ったかのような緩やかな加速であり、逃げ馬に大きな負荷をかけないまま、後続になし崩し的な脚を使わせていることがわかる。

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