キタサンブラックが世界ランク8位に下落! 気になる「世界サラブレッドランキング」
世界各国の競走馬を格付けするロンジンワールドベストレースホースランキング(2017年1月1日~5月7日)が今年も発表された。昨年の同時期は日本の最強マイラー・モーリスが124というレーティングを獲得し、世界3位タイを記録している。
今年の1位はドバイワールドカップ(G1)を圧勝したアロゲートで134ポンド。2位には豪州最強の名牝ウィンクスが132ポンドで続き、3位は、ドバイワールドカップで2着に入ったガンランナー、クイーンエリザベスS(G1)でウィンクスに次いで2着だったハートネル、日本馬サウンズオブアースも出走したドバイシーマクラシック(G1)を制したジャックホブスの3頭が123ポンドで並んでいる。
気になる日本馬はキタサンブラックが121ポンドで8位と前回からひとつ順位を落とし、前回第8位タイのサトノクラウンとサトノダイヤモンドが120ポンドで第9位タイ。また119ポンドで第16位タイにネオリアリズム、シュヴァルグランが名を連ねている。
日本馬の上位陣は軒並みランクを落としているように思えるが、距離別カテゴリーでは今回から『E』(エクステンディッド、超長距離:2701m以上)が加えられており、そちらではキタサンブラックがトップになっているという。
いうまでもなく、数字ですべてを測れるわけではなく、この発表されたランキングはあくまでも指標のひとつだ。
過去、日本では14年にジャスタウェイ、昨年はエイシンヒカリが世界第1位に選出されたことがある。だが、その後ジャスタウェイは安田記念(G1)を勝ったものの、凱旋門賞は8着と惨敗。またエイシンヒカリもプリンスオブウェール(G1)最下位、天皇賞・秋(G1)、香港C(G1)はともに二桁着に終わっている。
今回ランクインしているキタサンブラック、サトノダイヤモンドは先日、10月1日にフランスのシャンティイ競馬場で開催される凱旋門賞(G1)に登録していることが発表された。2頭は同レースでさらに世界から評価される走りを見せてくれるのか、それとも……。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
関連記事
「強奪屋」戸崎圭太は何故ルージュバックだけ乗り続けるのか「エージェント制度の寵児」と謳われる3年連続リーディング騎手の「責任」と「信念」
「外貨稼ぎ」には芝中距離戦が最適?ヴィブロスに続きネオリアリズムまで海外G1制覇…日本馬のレベルはすでに「世界トップ」なのか?
武豊×金子真人「最強タッグ」結成でディープインパクトの再来!? 昨年のダービー馬マカヒキの妹がついに今週出陣も、その「名前」が……
マカヒキが宝塚記念から逃亡!? 「成長力の欠如」に”早熟ディープ産駒”の象徴的存在の声も……
クイーンズリング「悪夢」の前走は度外視できる? ヴィクトリアマイル(G1)で秋春「統一女王」君臨のために「2つ」の重要ポイント