GJ > 競馬ニュース > グランアレグリア「何故」敗れたのか  > 2ページ目
NEW

JRA 安田記念(G1)大本命グランアレグリア「何故」敗れたのか。C.ルメール「違うレベルでした」「安全に……」4馬身差圧勝のヴィクトリアマイルとの違い

JRA 安田記念(G1)大本命グランアレグリア「何故」敗れたのか。C.ルメール「嬉しかった」「安全に……」4馬身差圧勝のヴィクトリアマイルとの違いの画像2

「すぐ外に行けたのでポジションとか、馬のリズムとかが嬉しかったです」と話したヴィクトリアマイルの道中に対して、今回はライバルから激しいマークを受けた。ヴィクトリアマイルが6番、安田記念が5番とほぼ変わらないゲートからのスタートだったが、序盤の展開はまったく違った。

 結局「直線ではすぐ外に出ました。安全に乗りました」という状況も再現できず、上がり3ハロン32.9秒というメンバー最速の末脚を繰り出したものの、ヴィクトリアマイルで見せた32.6秒には及ばす。ペースや相手関係など様々な要因も然ることながら、それ以上にスムーズな走りができなかったことはアタマ差2着という結果に大きく響いた。

「ラストはよく来てくれていますし、ポテンシャルは凄い馬」

 最後にそう相棒を庇ったルメール騎手。思えば、先々週のオークス(G1)のソダシ、先週の日本ダービー(G1)のエフフォーリアも単勝1倍台に支持されながら激しいマークに遭って敗れている。

 昨年はコントレイルとデアリングタクトが無敗で三冠達成。アーモンドアイやグランアレグリアの躍進もあって、G1で1番人気が強さを見せつけた一年でもあった。

 しかし、今年はここまで1番人気でG1を勝ったのはフェブラリーS(G1)のカフェファラオと、ヴィクトリアマイルのグランアレグリアのみ。単勝1倍台に限るとヴィクトリアマイルのグランアレグリアだけになる。昨年から打って変わった群雄割拠の時代は、まだまだ続くのかもしれない。(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

JRA 安田記念(G1)大本命グランアレグリア「何故」敗れたのか。C.ルメール「違うレベルでした」「安全に……」4馬身差圧勝のヴィクトリアマイルとの違いのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「勝ち馬は違うレベル」C.ルメールも思わず脱帽…川田将雅×中内田充正の黄金コンビ「6戦5勝」の遅れてきた大物が出世レースを好タイムV!
  2. 【追悼】悲運のダート最強馬ゴールドアリュール。武豊と目指したドバイワールドカップ。
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  5. 作曲者も“謝罪”した「プペペポピー」、函館記念(G3)生ファンファーレに称賛の嵐…平穏決着は必然だった!?
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  8. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  9. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  10. 「警報級大雨のち傘マーク」はドウデュースに試練? 「重馬場濃厚」の宝塚記念(G1)で注目したい道悪巧者