真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.04.15 10:04

「日米最強女王」と「岩手の女王」の頂上決戦・皐月賞(G1)……逆襲の異端児ロードクエストの反撃
文=浅井宗次郎
「前走よりも確実に良くなってる」
追い切りを終えたロードクエストを称え、美浦のウッドコースから上がってくるなりに力強くコメントした池添謙一騎手の目は勝ちたい気持ちでギラギラしていた。先週の桜花賞で一番悔しい思いをしたのは、間違いなくこの男だ。
豪快なストライドで、併せ馬2頭を3馬身置き去りにする動きを見届けた小島茂之調教師も「やれることはやった」と納得の表情だ。クィーンスプマンテのエリザベス女王杯(G1)が11番人気、ブラックエンブレムの秋華賞(G1)も11番人気と大舞台で”大穴”を開けるノウハウを持った男にとって、この展開は望むところだろう。
リオンディーズが日本とアメリカのオークスを制した女王の仔ならば、ロードクエストには岩手のオークスを制した女王の魂がある。
数多の良血馬が今の競馬を支配していることは紛れもない事実だが、必ずしも良血馬ばかりが勝つ訳でもないのが競馬の面白いところだ。レースはまだ始まってもいないし、蓋を開けてみなければわからない。
様似町の小さな牧場から生まれた「岩手の女王」の仔ロードクエストの反撃に期待したい。
(文=浅井宗次郎)
PICK UP
Ranking
11:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 三浦皇成×ノースヒルズの「大物候補」がデビュー戦完勝! 出世レース快勝も「無念」の長期休養…元クラシック候補の“忘れ物”回収なるか
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?