JRA 女王ソダシの全妹ママコチャが早くもデビュー!「絶好調」白毛一族VSセレクトセール「億超え」高額落札馬による、仁義なき戦いがいきなり勃発

26日、阪神競馬場で行われる芝1400mの新馬戦に注目だ。
このレースで今年の桜花賞(G1)を無敗で制した白毛の女王ソダシの全妹、ママコチャ(牝2歳、栗東・池江泰寿厩舎)が早くもデビューを迎える。姉と同じ父クロフネ×母ブチコの血統だが、こちらは鹿毛。馬名の意味は「インカ神話の海の女神」だという。
1週前追い切りに騎乗し、実戦でも手綱を執る予定の福永祐一騎手は、「まずまず。初戦から動けそうなタイプ」とジャッジ。池江調教師は「まずは芝のこの条件でどれだけやれるか」とコメントし、兼武助手は「前向きで真面目。スピードがある」と話しているように陣営の評価は高い。本馬の距離適性は姉のソダシよりも、もう少し短めとなる可能性もあるようだ。
しかし、その辺りは2歳~3歳春の時期であれば、絶対能力さえ高ければ十分にカバーも可能だろう。昨年、函館で新馬戦を快勝した姉に続いて、妹も何なく初戦突破を決めて欲しいところだ。
だが一方で、ママコチャが初陣を迎える新馬戦には、強力なライバルも出走を予定している。
2020年のセレクトセールにて、1億1550万円(税込)で落札された新種牡馬カラヴァッジオ産駒のアグリである。先週行われた“伝説の新馬戦”を勝ち上がったダノンスコーピオンと同じ、安田隆行厩舎×川田将雅騎手の強力師弟コンビでデビュー勝ちを狙う。
アグリは今のところ、安田隆厩舎の中で一番調教時計が出る2歳馬だという。時計だけなら、先週の新馬を勝ったダノンスコーピオンにも引けを取らない。ママコチャにとっては非常に強力なライバルとなりそうだ
ママコチャが強気になれそうな材料の一つには、一族が好調であることが挙げられるかもしれない。
12日に東京で行われた新馬戦では、ママコチャのいとこにあたる白毛馬のハイアムズビーチが快勝。19日に行われたスレイプニルS(OP)でも、同じくいとこのハヤヤッコが勝利した。そして27日に行われる宝塚記念(G1)には、叔父のシロニイが出走を予定している。
ママコチャの祖母シラユヒキメからなる“白毛一族”が現在、絶好調なのである。代表産駒とも言えるソダシが今年、無敗で桜花賞を制しているのは前述の通りだ。まさに今、ノリにノッている一族と言ってもいいだろう。
一つ気になるとすれば、上記に挙げた馬は全て白毛だが、ママコチャは鹿毛という点かもしれない。
「確かにママコチャは鹿毛ですが、同じシラユキヒメの白毛一族であり、ママコチャの近親であるメイケイエールも、毛色は鹿毛ながらも既に重賞3勝の活躍を見せています。この一族は必ずしも白毛でなければ走らない、というわけでもなさそうです」(競馬誌ライター)
1億円以上で落札されたセレクトセールの超高額馬VS絶好調白毛一族の対決。今週も興味深い新馬戦が繰り広げられそうだ。
(文=冨樫某)
<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。
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