真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2021.07.28 11:00
JRA かつての若手ホープが所属厩舎から「非情宣告」 、お手馬を後輩有望株に乗り替わり!デビュー7年目で訪れた崖っぷちの危機
文=寺沢アリマ
加藤騎手はデビューイヤーの15年に30勝を挙上げ、関西新人騎手に贈られる中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した若手の有望株。翌年は落馬負傷で騎乗できない時期がありながら前年を上回る35勝をマークし、中央競馬騎手年間ホープ賞を受賞。
将来を渇望されていた加藤騎手だが、3年目は12勝と大きく落ち込んで以来、低迷が続いている。騎乗数も年々減少しており、昨年はデビュー1、2年目の騎乗数の約3割にまで落ち込んだ。
今年は現在まで2勝にとどまっており、このペースだと19年の9勝を下回る過去最少の勝利数となる恐れがある。
また、所属の庄野厩舎管理馬への騎乗数も年々減少しており、16年が50回、17年は95回に対し、昨年は33回、今年はこれまで24回と落ち込んだ。これはいずれもピーク時の半分以下の数字だ。
頼みの所属厩舎の後ろ盾が減少しつつある今、加藤騎手はデビュー7年目にして最大の正念場を迎えているかもしれない。崖っぷちに追い詰められている感もあるが、残るお手馬ミスニューヨーク(牝4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)では、何としても結果を残したいところである。
(文=寺沢アリマ)
<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。
PICK UP
Ranking
11:30更新- 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
- 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
- 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶
- 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
- 天皇賞・秋の注目馬も激白! 秋葉原オタクカルチャーの代表選手・桃井はるこが競馬の魅力を語り尽くす!(後編)
- 「競馬愛」が溢れすぎ! 秋葉原オタクカルチャーの代表選手・桃井はるこが競馬の魅力を語り尽くす!(前編)
- 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
- 【NHKマイルC】ファンの興味は「15番枠」が1番人気?固唾をのんで待つ運命の枠順発表…ただの偶然で済まされない「幸運」を手にするのはどの馬か
関連記事
JRA秋華賞(G1)デアリングタクトの同僚「痛恨」の抽選突破!? キャリア2度目のG1騎乗目前で”地雷”を踏んでしまった若手騎手
JRA秋華賞(G1)「100万馬券」コンビが再び波乱を起こす!? 「騎乗停止」のあの騎手に代わり、大抜擢も納得の“穴騎手”がデアリングタクトを脅かすか
JRA紫苑S(G3)デアリングタクトと秋華賞2頭出しへ待ったなし!? 「全然違う」主戦騎手も驚く成長力! 二人三脚で歩んだ「裏街道」から目指すは「表舞台」
「欧州三冠」が有名なのは意外にも日本だけ!? 同年に無敗達成はわずか1頭のみ、サンデーサイレンス最大のライバルといわれた馬のあまりにも淋しい悲劇
JRA「自ブロック制」崩壊の新潟で関東騎手が大ピンチ!? 変則開催が招いたわずか5勝の惨状、関係者でも賛否が分かれた制度の問題点とは