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JRA検査さえしなければ「陽性」でもバレない!? 誠意ある対応した調教師と若手騎手に危機感の違い、美浦村に蔓延る不穏な噂

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 先週の22日、美浦トレセン所属の調教師1人が、新型コロナウイルスに感染していることを発表したJRA

 当該調教師は現在、隔離の上、療養措置となっており、今後は所轄保健所等と連携し、感染拡大の防止に取り組むとのこと。また、中央競馬については、引き続き感染拡大防止の措置を徹底しつつ、開催するとコメントしている。

「JRAから木曜日の夕方に急遽発表がありました。当然ながら狭い世界の美浦村ですから、感染したのは誰なんだと話題になりましたね。感染したのは若手の調教師の一人で、これからの有望株です。本人は早い段階から症状がコロナと似ていたため、すぐにJRAへ報告。早めの対応で二次災害、三次災害は防げたようです。

問題となるのは感染経路ですが、最近の調教師は週末ともなれば福島や新潟に行ったり、北海道に飛ぶ事もしばしば。ましてや最近はセリの下調べのために牧場を回ったりと行動範囲は広範に渡ります」(競馬記者)

 その中で、最も怪しいとされているのがセレクトセールのようだ。同行した馬主もコロナに感染しており、他方では某大物馬主の感染も確認されている。

 主催者の社台グループはしっかりと対策は取っていたものの、やはり全国から多くの人が一堂に集結するイベントのため、感染者が出るのも仕方なかったのかもしれない。

 他方、ある調教師は表面化していないだけで、さらに危険な状況が起こり得るのではないかと懸念していた。

「基本的には微熱や倦怠感が主な症状となった人からは聞いています。味覚障害を起こすケースもあるようですね。ただ、我慢できない程ではないらしいので、申告しなければ分からない恐れがあります。

実際、若い方は感染していても無症状な場合もあると聞きますし、ジョッキーの間でも下手に定期的に検査を受けて、陽性反応が出てしまったらどうしようという話も出ていました」(同)

 もし、陽性と判定されれば、2週間は競馬に乗れなくなり、ジョッキーにとっては死活問題。それなら多少の症状があっても、受けないで我慢した方が色々な方に迷惑をかけないで済むと考えているのではという疑惑も噂されている。

 数ヶ月前には、自宅で大人数の飲み会を開いた騎手たちも注意のみで検査等は受けていなかった。ともすれば、「馬鹿正直に詳細や症状を報告せず、検査を受けなければ陽性などにはならないので大丈夫」という認識がまかり通るようでは問題だ。

 一歩間違えれば大きな事故にもなりかねないだけに、少しでも疑わしい場合はしっかりと報告、検査をして欲しいものである。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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