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JRA「17年間継続中」の関屋記念の法則とは!? 新潟競馬場のルーツは、まさかの「直線」コースにあった?

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JRA関屋記念(G3)は17年連続で7・8枠が連対中!外枠天国の「外回り」コースを有する新潟競馬場のルーツはまさかの「直線」コースにあった?の画像1

 新潟競馬場で15日に開催される、サマーマイルシリーズ第3戦の関屋記念(G3)。

 昨年は枠連8−8で1,040円、一昨年は7−7で2,360円の好配当を記録。その前年の2018年は6−7で1,490円……関屋記念の枠連は、2004年からなんと17年連続で7・8枠の外枠勢が連対している。

 むしろ「罠では?」と疑ってしまうほど単純で、圧倒的に“外枠有利”の枠順傾向がある関屋記念。単純に頭数が多くなるため相対的に馬券になりやすい面があることは当然だが、数ある重賞のなかでも、これほどはっきりした枠順傾向をもつレースも珍しいだろう。

 新潟競馬で“外枠天国”といえば直線1000mのレース、いわゆる「千直」が思い浮かぶ。一方の関屋記念のコース形態は、同じ芝でもコーナーのある1600m。なかでも外回りコースが舞台となっている点がポイントだ。

 JRA全10場のなかでも、最大級のスケールを誇る新潟の外回りコース。スタートしてから内回りコースの最初のコーナーをそのまま直進して通過。最初のコーナーまで約550mもあるコースのレース道中はそれほど忙しくなく、ゆったりと流れるケースが多い。

 また内回りとの大きな違いは、最後の直線距離。内回りは358.7m、外回りは658.7mで、その差はなんと300m。外回りコースの最後の直線は、あの東京競馬場よりも約130mも長く、必然的に「速い上がり」を使う馬が有利となる。

 落ち着いた流れでレースが進み、どの馬も余力を残したまま最後の直線に突入。“距離ロス”が少ないメリットがある内枠の有利さが減少する一方、逆にゴチャつかずに走ることができる外枠のメリットが大きくなる。

 こうした理由から、新潟・外回りコースの“外枠天国”が導き出されるのではないだろうか。

 外回りと内回り、さらに日本唯一の直線コースを有する新潟競馬場。バラエティに富んだ各種コースを有する敷地面積は、全JRA10場のなかでも最大面積を誇るが、ルーツは今からなんと約120年前の1900年頃にたどり着く。

 当時の新潟の繁華街近くにあった関屋という地区に存在していた競馬場こそ、新潟競馬の発祥地。当時の資料によれば、この競馬場は意外にも「直線」コースしか備えていなかったと記されている。

 ちなみに関屋記念とは、新潟競馬発祥地の関屋地区にちなんで名づけられた重賞レース。今から50年以上前の1966年に第1回が行われるなど、新潟競馬場の歴史を継承する、由緒正しいレースでもある。

 ならばいっそのこと、新潟競馬場ゆかりの関屋記念を直線1000mの「千直」コースで開催すれば、120年前から続く歴史やルーツが“ぎゅっ”と詰まった、話題性あるレースになるだろう。

 このように、知られざるエピソードが数多く存在している新潟競馬場。馬券攻略のためのコース分析はもちろん、その競馬場の歴史やルーツを知ることも、競馬の醍醐味ともいえる。(文=鈴木TKO)

<著者プロフィール> 野球と競馬を主戦場とする“二刀流”ライター。野球選手は言葉を話すが、馬は話せない点に興味を持ち、競馬界に殴り込み。野球にも競馬にも当てはまる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を座右の銘に、人間は「競馬」で何をどこまで表現できるか追求する。

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