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JRA【キーンランドC(G3)展望】「ご満悦」武豊と「真面目過ぎる」メイケイエールが試金石! 負けなし1200m戦でレイハリアと一騎打ちか

 2頭の3歳牝馬に立ちはだかるのは、5歳牝馬のエイティーンガール(牝5歳、栗東・飯田祐史厩舎)。昨年、重馬場で行われたこのレースを5番人気で差し切っており連覇を狙う。

 ただし、1年前の勝利を最後に不振が続く。この1年間で5戦して、最高着順は高松宮記念(G1)の7着。それ以外はすべて2桁着順と自慢の末脚は陰を潜めている。

 4か月半ぶりの実戦となった前走・UHB賞(OP)は13着に敗れたが、ここを見据えてやや余裕残しでの出走だった。昨年と同じローテーションで、連覇を狙っての一戦。昨年と同様に時計を要する馬場になれば、1年前の再現があってもおかしくはない。

 ここまで取り上げた3頭はいずれも牝馬だが、実績なら牡馬勢も負けていない。

 18年ニュージーランドT(G2)と20年スワンS(G2)を制したカツジ(牡6歳、栗東・池添兼雄厩舎)。前走の函館SS(G3)では4角最後方から大外一気の豪脚を繰り出し、0秒1差の5着に追い込んだ。4度目となる1200m戦で、そろそろ大駆けはあるか。

 ダイアトニック(牡6歳、栗東・安田隆行厩舎)は、19年スワンSと20年函館SSを勝利している。昨秋のスプリンターズS(G1)で骨折して以来の実戦で、仕上がっていれば地力は上位。最終追い切りと当日の気配に注目したい。

 この他には、前走の函館SSで「クビ+ハナ」差の3着に入ったミッキーブリランテ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)、17年高松宮記念の覇者セイウンコウセイ(牡8歳、美浦・上原博之厩舎)などにも警戒が必要だろう。

 秋のスプリンターズSに向けて注目の一戦。キーンランドCは29日15時35分に発走予定だ。

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