
JRA 武豊「斜行」で後輩ジョッキー落馬もお咎めなし!? ヨカヨカ重賞初勝利の裏で起こった「珍事」の真相とは?

22日に小倉競馬場で行われた北九州記念(G3)は5番人気のヨカヨカ(牝3、栗東・谷潔厩舎)が勝利した。同馬にとって初めての重賞勝利は、熊本産馬としても初のJRA重賞勝利となった。
昨年6月のデビューから無傷の3連勝を飾っていたヨカヨカ。この快進撃で各方面から熊本産馬初の快挙を成し遂げるのではと、期待されていた。それだけに、馬券の的中・不的中を別にしても、ヨカヨカの勝利に感動した競馬ファンも多いだろう。
しかし、ファンが感極まっているゴールシーンの裏で、一瞬ヒヤッとさせられるアクシデントが発生した。
ゴール入線後、メイショウケイメイに騎乗していた藤懸貴志騎手が落馬したのだ。ヨカヨカがズームアップされているなか、1頭挟んだ後ろにいたのがメイショウケイメイ。そのため、受け身を取った藤懸騎手の2回3回と転がる姿がカメラに捉えられていた。
この落馬について、記者はこう語っている。
「入線後に武豊騎手のレッドアンシェルが、少し外に移動しました。レース終了後のことなので、厳密には斜行とはいえませんが、その際に、後ろから来たメイショウケイメイが接触したようです。
メイショウケイメイはメンバー最速の上がり3ハロンを記録しており、入線後もまだ余勢がありました。先にゴールした各馬は流すような状況だったこともあり、減速しきれなかった藤懸騎手が、狭いところに突っ込んでいってしまったのでしょう」(競馬記者)
記者の話す通り、パトロールビデオではレッドアンシェルがメイショウケイメイの前をカットした瞬間に藤懸騎手が落馬したことが確認できる。
幸い後続が落馬に気付いて避けたため、最悪の事態は免れた。これがもしレース中に発生していたならと思うとゾッとさせられるアクシデントである。
問題は落馬に無関係とはいえないレッドアンシェルに騎乗していた武豊騎手に責任があるかどうかということだ。12年7月にも同様のアクシデントが発生していた。この時は入線後に被害馬の前をカットした小林慎一郎元騎手へ過怠金5万円が科されている。
レース後の出来事ということもあり、降着や失格はなかったが、ゴール後のアクシデントに過怠金が科されたのは、JRAでも初のケースとなった。
「現時点でJRAから本件について、武豊騎手への制裁は特に発表されていません。どちらかというと、藤懸騎手の“前方不注意”が原因になったのではないかと見られたのではないでしょうか」(同記者)
ゴール後とはいえ、後輩騎手が落馬してしまったことは、武豊騎手としても不本意だったに違いない。
今年は何かとベテランジョッキー絡みのアクシデントが多い藤懸騎手だが、今回ばかりは藤懸騎手に非がありそうだ。
(文=寺沢アリマ)
<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。
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