真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2021.09.09 06:00
JRA「ダービーを狙える」と惚れ込んだ福永祐一に先見の明! ドゥラメンテ逝去の裏で新たな光明、“幻の最強馬”が証明したポテンシャルの高さ
文=高城陽
デビュー前の「ダービーを狙える」発言以外にも、シルバーステートに対する賛辞は多数あった。
過去に多くのG1馬に騎乗していた彼が、「そのエンジンの性能にボディがもたなかったというのが、僕の印象」、「脚元はなかなかもたなくて休みがちでしたけど、規格外の馬でしたね」など、早過ぎる引退を名残惜しそうに振り返ったのだから……。
勿論、競走馬時代に華々しい活躍を見せた馬が、種牡馬としても同様の実績を残すとは限らないのが競馬の常。だからこそ現役時代に評価した馬が、種牡馬でも光明を見せたことに大きな意味がある。
「今まで乗った馬のなかで間違いなく一番で、その評価はコントレイルと出会った今でも変わりません」
無敗の三冠馬まで上り詰めたコントレイルと比較しても、見劣らないとした言葉がシルバーステートの明るい未来を約束しているようだ。
ディープインパクト亡き今、コントレイルに後継種牡馬として大きな期待が懸けられているが、もしかしたらシルバーステートこそ隠れた大本命なのかもしれない。
(文=高城陽)
<著者プロフィール>
大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。
PICK UP
Ranking
23:30更新- J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?
- 【オークス】「実質未勝利勝ち」4頭参戦にトライアル組は貧乏クジ? 優先出走権も事実上の無意味…トップクラスの参戦見送りに泣いた陣営と笑った陣営
- G2降格ひとまず回避も「微妙な立ち位置」に変わりなし?キングカメハメハ、ディープスカイがダービー馬も…「役割を終えた感」を拭えないNHKマイルC
- 武豊「クラシック好走」の実力牝馬と新コンビ結成! 最多勝利新人騎手にも輝いた「かつてのホープ」が2度目の降板に
- 【ヴィクトリアマイル】ソダシ、ソングライン、ナミュールの激走を見抜いた“マイル三冠王”が今年も完全制覇へ自信の一手!マスクトディーヴァの取捨は?
- C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
- 35年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
- J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
- 「プチ炎上」斎藤新の裏で踏んだり蹴ったりの苦労…三浦皇成を襲ったすれ違いの春、「C.ルメールの復帰」も関東のベテランにダメージ直撃か
- 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
関連記事
JRA 福永祐一「ええ素材や」G1・7勝馬の娘が小倉競馬「最速」の上がりタイムで快勝。秋華賞(G1)最大の惑星はクロノジェネシスとも共通点?
JRA武豊でも、川田将雅でも、福永祐一でもダメ……大塚亮一オーナー「3.6億円馬」ザレストノーウェア「最後の未勝利戦」でも見せ場なし
JRA 福永祐一「まだ本当の脚ではない」チーム・シャフリヤールが新馬戦快勝! 米G1でゼニヤッタの2着「名牝」ファミリーから、ついに「本物」が登場か
JRA川田将雅へ「金言」も福永祐一に壮大なブーメラン!?「安易に逃げてはいけない」痛恨の“黒歴史”に刻まれた、もう1つの「選択ミス」
JRA福永祐一「ルメール&川田将雅」襲来で“記録”霧散……年始から34週継続も、浮き彫りになったノーザンファーム「3番手グループ」という現実