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JRA アナザーリリックに「絶好」チャンス!? 秋華賞(G1) カレンブーケドール降板の屈辱も味わった苦労人が「過小評価」を覆す?

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 今週17日には秋華賞、来週24日に菊花賞、そして31日には天皇賞と、秋のG1開催が続く10月。14日の木曜には秋華賞(G1)の出馬確定もあり、そろそろレースの予想を始めるファンもいるだろう。

 そこでまず、今年の秋華賞における各馬の下馬評を先に把握しておきたい。

『netkeiba.com』で公開されている13日現在の単勝予想オッズは、1.7倍想定のソダシが圧倒的な1番人気。6.1倍のファインルージュが2番人気、6.3倍のアンドヴァラナウトが3番人気、6.8倍でアカイトリノムスメが続き、オークス馬ユーバーレーベンが少し離れた8.2倍となっている。

 一桁台のオッズはこれら5頭まで。以降は30.5倍でアールドヴィーヴル、41.7倍のアナザーリリックと続いていく。総合的には一強状態のソダシVS有力馬4頭、蚊帳の外にその他といった構図だろうか。

 牝馬二冠を目指すソダシには、実績的にも一定の敬意を払う必要があるかもしれないが、本来なら打倒1番手となるはずのオークス馬ユーバーレーベンは、脚元の不安によってトライアルレースを使えずに直行。それ以外の上位人気馬も一長一短で、人気ほどの信頼が置けるかどうかはわからないところだ。

 配当的な妙味を考えた際、狙ってみたいゾーンはやはり人気の拮抗している上位5頭より次のグループ。なかでも面白い存在となりそうなのが、7番人気想定の関東馬アナザーリリック(牝3、美浦・林徹厩舎)ではないだろうか。

 過去10年の秋華賞で関東馬の優勝は牝馬三冠のアーモンドアイただ1頭。勝利数的に関西馬の9勝に見劣っていることは確かだが、2着には3頭、3着に1頭とまったく期待できない訳でもない。

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 2着馬3頭のうちの1頭であるカレンブーケドールとのコンビで健闘した津村明秀騎手が手綱を取るのがアナザーリリックである。

 同騎手は、秋華賞でも穴党から熱い視線を送られているミスフィガロに騎乗した紫苑S(G3)で3着に食い込み、優先出走権獲りに成功した功労者。本来なら本番で継続騎乗があっても不思議ではないところだが、アナザーリリックとのコンビで挑むことは見逃せない。

「テン乗りのミスフィガロで結果を残した手腕はさすがの一言でした。この馬も穴で一発の期待が持てそうですが、津村騎手はおそらく最初からアナザーリリックの騎乗を決めていた可能性が高そうです。

代打的なコンビ結成にも見えるミスフィガロに対し、こちらはデビューからのキャリア5戦で誰にも手綱を渡したことがない津村騎手のお手馬。7月末の佐渡S(3勝クラス)からの直行ということもあって、マークが薄くなっているだけに絶好の狙い目でしょう」(競馬記者)

 しかも、アナザーリリックには確かな実力も伴っているのだから尚更だ。

 前走の佐渡S(新潟・芝1800m)は、2着ゴルトベルクに2馬身半の差をつける圧勝だった。敗れたゴルトベルクは次走のレインボーS(3勝クラス)を即勝利。そして同馬からさらに3/4馬身遅れて入線した3着馬モズナガレボシは、次走の小倉記念(G3)を6番人気ながら勝利して重賞初制覇を遂げた。

 そんな強敵2頭を相手に、上がり3ハロン33秒2の末脚で悠々と差し切ったのがアナザーリリックなのだから、評価をしない理由がない。

 秋華賞の芝2000mは初、距離経験も芝1800mまでだが、血統的な背景を考えると、それも杞憂に終わりそうだ。

 祖母ポップスは中長距離馬を多数輩出し、その中には06年から07年にかけて目黒記念(G2)連覇のポップロックもいる。母系に稀代のスプリンターであるサクラバクシンオーの名前もあるが、同じく母父に同馬の名前のあったキタサンブラックの活躍を思えば、かえって好都合だ。

 十分な実力がありながらも、これまでG1勝利に恵まれなかった津村騎手。カレンブーケドールも秋華賞後、堅実な走りを見せながらも最終的に降板という屈辱も味わった。自身の手腕をアピールするにも、今年の秋華賞はまたとないチャンスとなるのではないか。

(文=黒井零)

<著者プロフィール>
 1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

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