JRA「遅れて来た大器」天皇賞・秋(G1)でヒシイグアスがついに復帰へ! 中山記念(G2)、中山金杯(G3)など4連勝中

17日、秋華賞(G1)の裏側で行われた東京のオクトーバーS(L)で、ココロノトウダイが待望の戦線復帰を果たした。
3歳だった昨年はトライアルで優先出走権にあと一歩届かず、クラシックに参戦することはできなかったが、そこから本格化。3勝クラスを楽に勝ち上がると、年明けの中山金杯(G3)でも2着に好走し、今年は待望のG1参戦が期待されていた。
しかし、その後に膝を骨折し、無念の戦線離脱……約9カ月の休養を経て、復帰を果たしたのがこの日のオクトーバーSだった。
レースは2番人気に支持されたものの、残念ながら9着とブランクを感じさせる敗戦。だが、デビュー戦からずっと騎乗し続けている丸山元気騎手との巻き返しはこれからだろう。来年こそG1戦線にその名を連ねられるだけの逸材だ。
その一方、そんなココロノトウダイを中山金杯で破ったヒシイグアス(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)がいよいよ天皇賞・秋(G1)で復帰する。
2連勝で挑んだ一昨年のスプリングS(G2)で5着に敗れるなど、3歳時は重賞の壁にぶち当たったが、陣営が大事に使ってきたこともあって古馬になって本格化した。昨春に2勝クラスを勝ち上がると、そこから4連勝。中山金杯でココロノトウダイを破って重賞初制覇を飾ると、続く中山記念(G2)でも重賞の常連を退けて連勝を飾った。
突如現れた超新星は大阪杯(G1)でも有力候補に挙げられるほどの評価を得ていたが、陣営は大事を取って休養を決断。初秋に帰厩すると、天皇賞・秋に向かって虎視眈々と爪を研いでいる。
「4連勝の勢いのまま大阪杯に出られなかったことは残念ですが、もともと体質の弱さもあってここまで出世が遅れた馬。5歳秋を迎えて、まだキャリア11戦と大事に使われてきました。
今回は春の中山記念からのぶっつけ本番になりますが、陣営は早くから前哨戦を挟まない形での天皇賞・秋に狙いを絞っていましたので、ここまでじっくりと乗り込まれています。体調は良さそうなので、あとはブランク次第ですね。
ちなみにヒシイグアスの中山成績は本格化前のスプリングSの5着を除くと、重賞2勝を含む4勝2着2回という好相性。天皇賞・秋の好走はもちろんですが、年末の有馬記念(G1)で大仕事を期待したい存在です」(競馬記者)
また、今回の天皇賞・秋で1番人気を争うグランアレグリアとコントレイルは、ヒシイグアスが出走しなかった春の大阪杯でも最有力候補に目されていた2頭だ。そういった意味でも、陣営にとっては待望のチャレンジになる。
果たして遅れてきた大器は、秋のG1戦線に風穴を開けることができるか。まずは女王と三冠馬を相手に腕試しとなりそうだ。
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