JRA秋の天皇賞(G1)コントレイル、グランアレグリア「苦手条件」回避に成功!? 言い訳できない頂上決戦、警戒したいのは最悪の事態
31日、東京競馬場で行われる秋の天皇賞(G1)は、現役最強クラス2頭であるコントレイル、グランアレグリアと3歳馬エフフォーリアが激突する。
底力を問われる府中の芝2000mを舞台に繰り広げられる熱戦を今か今かと楽しみに待っている競馬ファンも多いだろう。
昨年、無敗で三冠を制したコントレイルは、陣営が秋の目標を天皇賞とジャパンC(G1)の2戦と発表済み。対するグランアレグリアもクラブ規約により、年内での引退が濃厚と見られている。3歳でまだ先のあるエフフォーリアはともかく、古馬2頭にとって残された現役生活は長くない。
その一方、出走する各馬が不完全燃焼に終わることなく、存分に能力を発揮して欲しいとファンが願うのは必然。コントレイル、グランアレグリアにとって絶対に避けたかったのは、雨中の決戦だったはずだ。
何しろ2頭には4月の大阪杯(G1)で「重巧者」レイパパレの逃げ切りに屈した苦い記憶があるからだ。良馬場で当日を迎えながらも、午後から降り続いた雨により急激に馬場状態は悪化。メインレースが始まる頃には重馬場へと化していた。
力のいる馬場に持ち味を封じられたコントレイルは3着、グランアレグリアも4着と敗れ、どちらの陣営も「良なら違った」と急変した舞台に敗因を求めている。
そんな両陣営に「悲報」となったのは、台風20号発生というニュースである。これには週末の天気を気にしていたファンもざわつくこととなったが、どうやら状況が変わったようで、今週末は晴れの予報へと変わったのは朗報だ。
ただ、リクエスト通りの良馬場決戦が濃厚となるからには、裏を返せば負けると言い訳がきかないという意味も含まれている。
さらに2頭にとって厄介なのがエフフォーリアの存在である。アイビスサマーダッシュ(G3)を制したオールアットワンスを皮切りに、古馬相手の重賞で3歳世代の快進撃が続いている。
軽い斤量で走れる夏競馬ならまだしも、ピクシーナイトがスプリンターズS(G1)、シュネルマイスターが毎日王冠(G2)を勝利するなど、世代レベルの高さを証明済み。先週の菊花賞(G1)を5馬身差の圧勝で勝利したタイトルホルダーも、皐月賞(G1)ではエフフォーリアに3馬身差の完敗を喫していた馬だった。
手綱を取るのも現在最も勢いのある横山武史騎手。コントレイルやグランアレグリアもお互いを意識し過ぎると、主役の座を奪われるという最悪の事態もあるかもしれない。
(文=高城陽)
<著者プロフィール>
大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。
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