GJ > 競馬ニュース > 【中山記念(G2)展望】
NEW

【中山記念(G2)展望】春G1制覇を睨むリアルスティールとアンビシャスに、秋華賞馬ヴィブロスが挑む「超豪華メンバー」で春競馬が開幕!

【この記事のキーワード】
riarusuthi-ruyasuda.jpgリアルスティール(競馬つらつらより)

 JRA最初のG1フェブラリーSを経て、いよいよ春競馬が開幕する。

 昨年もここからドゥラメンテとリアルスティールがドバイの地へ羽ばたいていったこともあり、この中山記念(G2)の注目度と重要性は、年々確実に増しているといえるだろう。

 昨年のドゥラメンテの復帰戦ほどの話題性はないものの、その2冠馬をクビ差まで追い詰めて強烈なインパクトを残したアンビシャス、3着のリアルスティールなどを筆頭に、今年も現役屈指の強豪馬が出揃った興味深い一戦となった。

 期待されたG1制覇にはあと一歩届かなかったものの、昨年の中山記念で一躍現役最強クラスにジャンプアップしたアンビシャス(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)が、今年もここから飛躍の一年に繋げるか。

 ライバルのG1馬と比較すれば実績面では見劣る。だが、この馬の実力がすでに「G1級」にあることは今や周知の事実だ。それほど現役王者のドゥラメンテに迫った走りは、高い潜在能力を十二分に感じさせたものだった。

 スタートという明確な課題を持つアンビシャスだが、この日も発馬で煽って後方からの競馬となっている。鞍上のC.ルメール騎手も腹をくくって、最後の直線に懸ける競馬を試みたが、その切れ味がまた極上だった。

 最後の直線に入り、満を持す形で先頭に躍り出るドゥラメンテ。有無を言わせぬまま後続を突き離す姿は、長期休養明けを感じさせない王者の走りだったが、そこにアンビシャスが外から強襲。上がり最速の33.6秒の豪脚で並みいる現役トップホースをなで斬りにすると、最後は前年の2冠馬をクビ差まで追い詰めた。

 今年もルメール騎手を確保できたことは大きく、昨年と遜色ない好メンバーが揃ったが、中心視されて然るべき存在だ。

 今年は大阪杯がG1に昇格したことが大きな注目点となっているが、昨年そこでキタサンブラックを破ったのが、このアンビシャスである。悲願のG1制覇へ向け、飛躍の一年にするためにも初戦から存在感を発揮したい。

 昨年の中山記念ではアンビシャスに後れを取ったものの、後に掴み取ったものは、このリアルスティール(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)の方が大きい。

【中山記念(G2)展望】春G1制覇を睨むリアルスティールとアンビシャスに、秋華賞馬ヴィブロスが挑む「超豪華メンバー」で春競馬が開幕!のページです。GJは、競馬、の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武幸四郎騎手に横山典弘騎手が「絶叫」!? 武豊騎手が明かしたアノ復活劇でのエピソードに見る、弟のキャラクター
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  7. JRA菊花賞(G1)コントレイル逆転の穴馬候補!? 全出走馬の血統・実績から浮上した3000mがプラスになる馬は?
  8. 元JRA藤田伸二氏「先生が拗ねちゃってね」「何年干されたか…」名伯楽2人との「仲違い」にファンは興味津々、名手が語った真相とは
  9. 大物馬主が女性騎手候補に「主戦騎手」の期待、未来の今村聖奈や藤田菜七子が誕生!?
  10. JRA横山武史「ベタ惚れ」エフフォーリアはメジロライアンの再来!? 父・横山典弘を作り上げた名馬と、管理する調教師たちの「奇妙な共通点」とは