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「逆神」はもはや過去!? 有名予想家2名のエリザベス女王杯(G1)大的中に競馬ファンも手のひら返しの驚愕

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 14日、阪神競馬場で行われたエリザベス女王杯(G1)は稀に見る大波乱の決着となった。

 無敗で三冠馬コントレイルらを破って大阪杯(G1)を制したレイパパレ、先月の秋華賞(G1)で母娘制覇を成し遂げたアカイトリノムスメなどの人気馬が相次いで着外に。10番人気→7番人気→9番人気の決着で、3連単の払戻が約339万円とG1で史上6番目の高配当となった。

 各スポーツ紙、競馬専門紙でも印が疎らだった人気薄の馬たちが上位を占めたレース。多くのファンが的中を逃し、記者や予想家のほとんどが予想を外す結果だった。しかし、大波乱の決着でもしっかりと予想を的中させた予想家もいた。

 その一人が元競馬専門紙のトラックマンで、レーシングライターの辻三蔵氏だ。辻氏は各競馬媒体で連載をもつ傍ら、『グリーンチャンネル』にて毎週土曜日に放送される『KEIBAコンシェルジュ』にレギュラー出演している。

 辻氏は番組内で翌日のメインレースの予想を発表しているが、意外にも思える穴馬にポツンと二重丸を打つことも珍しくない。そんなこともあってか予想の好不調は波が激しく、決して堅実とはいえないため、一部の視聴者からは「逆神」(※本命馬が来ない予想家)に近い扱いを受けている。

 その辻氏が今回、エリザベス女王杯で選んだ本命は何とアカイイト。調教に重きを置く辻氏は、アカイイトが中間に坂路で自己ベストタイムを更新していることに注目したのはさすがだろう。鉄砲だった前走の府中牝馬S(G2)を叩いてピークの状態に達し、直線で追い込んでくると予想した。

 アカイイトは辻氏の思惑通り4コーナーで一気に進出すると、メンバー断トツの上がり最速35秒7の末脚を繰り出して優勝。気になる辻氏の馬券だが、残念ながら本線の馬券は相手が抜けて複勝のみ的中。4万円購入して6万円の払い戻しとプラス収支だが、会心の予想の割に、思いのほか少ないプラスとなってしまった。

 一方、そんな辻氏と異なり、馬券でも大的中を披露したのが水上学氏だ。水上氏は東京大学出身の競馬評論家で、競馬メディアへの出演や馬券攻略本の執筆、YouTubeへの競馬動画投稿など多彩な活躍をしている。

 水上氏も辻氏同様に一部では「逆神」という声もある人物だ。特に評価を落としてしまったのが、2016年の天皇賞・秋(G1)での予想かもしれない。このとき、水上氏はモーリスとリアルスティールの2頭が着外になる可能性が高い危険な人気馬と発表したものの、その2頭のワンツーとなってしまう痛恨の結果。数年前のことながらいまだに掘り起こすファンもいるほどである。

 だが、今回は一味も二味も違った。水上氏は競馬サイト『競馬ラボ』で、連載中の『血統トレジャーハンティング』でコース相性の良いキズナ産駒のステラリアを本命に、穴馬に同じキズナ産駒で、叩き2走目の上積みが見込めるアカイイトを指名した。

 氏の「キズナ産駒」狙い撃ち作戦は、見事ワンツーフィニッシュの大的中。定期的に出演している『フジテレビONE』の『競馬予想TV!』で発表した買い目では、馬連300円とワイド1000円を的中させて、約25万円の払い戻しを手に入れている。

 予想家としては有難くない「逆神」という意味で親しまれている両者だが、その個性的な独自理論を支持する信者ともいえるファンも多数いる。

 見解がスバリ的中する予想を披露したエリザベス女王杯のような会心の的中が続くようだと、「逆神」の汚名を返上するのもそう遠くないかもしれない。

 逆神ではなく「神」となった両者。今週末のマイルCS(G1)では、絶好調の2人に丸乗りしてみるのも面白そうだ。

(文=坂井豊吉)

<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……

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