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福永祐一騎手、カデナが弥生賞(G2)に登場!世代屈指の瞬発力を持つ”切れ者”が大望を果たすために「今、やっておきたいこと」

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「クラシックを賑わしてくれる馬」

 主戦の福永祐一騎手がそう惚れ込むのが、3月5日の弥生賞(G2、中山・芝2000m)に出走するカデナ(牡3歳、栗東・中竹和也厩舎)だ。

 ここまで4戦2勝2着2回というパーフェクト。すべてのレースで上がり最速を記録しており、数多くの名馬の背中を知る福永騎手が評価するのも頷ける逸材。2月5日のきさらぎ賞で落馬負傷した福永騎手だがこれだけ早く復帰した理由の一つは、この馬に乗るためではないだろうか。

 ただ、その一方でこの馬が重賞初制覇を飾った京都2歳S(G3)のレベルが疑問視されている見向きもある。

 2014年から重賞に昇格を果たした京都2歳Sだが、2歳重賞増加の煽りを受け、現在のところその役割を満足に果たしているとはいえない。実際に2014年の勝ち馬ベルラップ、15年のドレッドノータスは共にクラシックで存在感を発揮できなかった。

 無論、それだけで昨年の覇者カデナに疑いを持つのはどうかと思うが、その価値を測る上で一番の”物差し”になるはずだった2着馬ヴァナヘイムが、1月の若駒S(OP)を前に故障離脱。

 0.4秒以上離れた3着以下の馬たちに目立った活躍がないため(最下位のアダムバローズが若駒Sを勝ったが参考にはならないだろう)に、ますます混迷を深めている。

 ただ、ゲートでやや立ち遅れて後方からの競馬を余儀なくされながらも、外から33.6秒の末脚で突き抜けた京都2歳Sの内容は評価できるものだ。

 今回の有力候補となるコマノインパルスと京成杯(G3)でクビ差の競馬をしたガンサリュートに3/4馬身差で初勝利を上げたことや、百日草特別(500万下)で直線で狭くなる不利がありながらアドマイヤミヤビ(クイーンC)と差のない競馬をしたことからも、カデナが一定以上の力を持っていることは間違いない。

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