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JRA 武豊「コントロールが利かなかった」レジェンド大苦戦の馬が復帰もアクシデント、池添謙一の代打が「じゃじゃ馬ならし」で勝利に導けるか

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JRA 武豊「コントロールが利かなかった」レジェンド大苦戦の馬が復帰もアクシデント、池添謙一の代打が「じゃじゃ馬ならし」で勝利に導けるかの画像1
池添謙一騎手 撮影:Ruriko.I

 バレンタインデー前日の13日、フジテレビ系列の番組『みんなのKEIBA」が独自に集計した「バレンタインにチョコをあげたい騎手ランキング」を発表した。若手イケメン騎手や武豊騎手を押しのけて栄えある1位に輝いたのは、何と池添謙一騎手だった。

 この結果に当の本人も驚いたようで、自身のTwitter上で「なんで?不思議?イケメンじゃなくてイケゾエだよ?」とツイート。ただ、まんざらでもなかったようで「42年で一番のモテ期。投票してくれた方ありがとう」と感謝の意を示していた。

 その池添騎手だが、残念ながら今週から2週間騎乗停止となる。本人も相当悔しかったようで、Twitter上で停止期間中に騎乗予定だった馬を2頭挙げて「乗れないのが残念です」と、苦しい胸中を明かしている。

 そこで名前が出た馬の1頭が、19日の阪神9R・つばき賞(1勝クラス)に出走予定のアルナシーム(牡3歳、栗東・橋口慎介厩舎)だ。

 本馬は元々武豊騎手のお手馬で、デビュー2戦目まで騎乗していた。ただ、2戦目の東京スポーツ杯2歳S(G2)で武騎手が「レースに行ったらコントロールが利かなかった」と、振り返る走りを見せたことで、池添騎手に出番が回って来た。

 競馬界のレジェンドでも制御不能なアルナシームだったが、池添騎手はテン乗りとなった朝日杯FS(G1)で何とか本馬を抑えることに成功。出遅れたロスなどが響き4着に敗れたが、好メンバー相手に掲示板を確保し、悪くない相性を確認できたことは、大きいだろう。

 2戦連続の重賞挑戦から一転して、自己条件で今季の始動戦を迎える今回。万全を期すため、中間の追い切りは池添騎手が駆けつけて行ってきた。それだけに突然の騎乗停止はアルナシーム陣営にとっても、大きな痛手となったはずだ。

「池添騎手といえば、オルフェーヴルやスイープトウショウなど数々の癖馬を乗りこなしてきた“じゃじゃ馬ならし”です。最近はシルクロードS(G3)で、武豊騎手や横山典弘騎手でも苦戦したメイケイエールを勝利に導き、その名に箔がつきましたね。

乗り替わる相手は福永祐一騎手のようです。トップジョッキーの福永騎手に変更ということでひと安心できそうですが、アルナシームはレジェンドの武騎手でも苦労する馬。癖馬の扱いに長けた池添騎手からの乗り替わりは、やはり心配ですね」(競馬誌ライター)

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福永祐一騎手

 本馬を管理する橋口師は『日刊スポーツ』の取材に対し「先週、福永騎手に乗ってもらって、折り合えると言ってもらった」と、臨戦態勢が整ったことをアピールしている。初コンタクトで好感触を掴んだなら、実戦でも折り合ってくれる可能性は高そうだ。

 近年のつばき賞勝ち馬はG1・2勝馬のワールドプレミアをはじめ、マンオブスピリット、ユーキャンスマイルなど後の重賞馬が名を連ねる隠れた出世レースの1つである。果たしてアルナシームは福永騎手との新コンビで、重賞勝ちへの第一歩を踏み出すことができるか。

(文=坂井豊吉)

<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……

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