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JRA川田将雅、桜花賞(G1)制覇も心中複雑!? 本番1時間前の大楽勝で問われる「オークス」鞍上問題

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川田将雅騎手

「何より勝ち切ってくれたことがありがたく思います」

 10日、阪神競馬場で行われた牝馬クラシック第1弾・桜花賞(G1)は川田将雅騎手の7番人気スターズオンアースが優勝。2走前のフェアリーS(G3)、前走のクイーンC(G3)でともに2着と惜敗続きだったが、生涯一度の大舞台でその鬱憤を見事に晴らした。

 さらに、鞍上にとっても2014年のハープスター以来2度目の桜花賞制覇となり、一躍オークス(G1)への主役候補として名乗りをあげたわけだが、実はその1時間前に行われた忘れな草賞(L)で1番人気のアートハウス(牝3、栗東・中内田充正厩舎)に騎乗し、2着に3馬身差をつける圧勝を決めたのもまた川田騎手だった。

 忘れな草賞といえば、過去の勝ち馬には2015年のオークスを制したミッキークイーンや、2019年のオークス馬であり、昨年には海外のBCフィリー&メアターフ(G1)や香港C(G1)を勝って引退した名牝ラヴズオンリーユーなどが顔を揃える。

 また、アートハウスの母パールコードは、現役時代に川田騎手とのコンビで秋華賞(G1)を2着、エリザベス女王杯(G1)を4着とG1で好走した実績があり、この馬も中内田調教師が管理していた縁ある血統だ。

 レース後には「お母さんが果たせなかったGIレース勝利をこの馬で」と師も特別な想いを語っており、さらに「この後はオークスを含めて状態を見て判断します」と明言している。オークスへ直結する出世レースを快勝した事で、周囲の期待も高まるばかりだ。

 しかし、そうなると気になるのが、川田騎手はオークスでどちらに騎乗するのかという問題だ。

 

今年のオークスを左右する川田騎手の決断

 

「アートハウスはデビュー前から評判も高く、新馬戦では川田騎手とのコンビで2着に3馬身差をつける完勝を飾っています。レコード決着となった2戦目のエリカ賞(2歳1勝クラス)では、香港遠征で不在だった主戦の代打としてC.デムーロ騎手が手綱を取り、2歳戦にしてはタイトなペースを先行したことも影響し、最後は失速して6着に敗れました。

今回は手綱が戻り、昨年末から約4カ月の休み明けでありながら、最後の直線では馬群の間を怯むことなく抜け出すインパクトのある差し切り勝ちを決めたことで、オークスへ期待が膨らむ好内容。

実績面では桜花賞を制したスターズオンアースですが、管理する高柳瑞樹厩舎とは、今回初めての重賞挑戦だったことに比べ、過去に中内田厩舎とのコンビでは重賞を19勝(うちG1は2勝)。川田騎手がオークスでアートハウスに騎乗しても驚けませんね」(競馬誌ライター)

 仮に川田騎手がオークスでアートハウスに騎乗した場合、当然浮上するのが桜花賞馬となったスターズオンアースの鞍上問題だ。

「スターズオンアースの主戦は石橋脩騎手でした。しかし、1月のフェアリーSで2着した後に、コロナ感染の疑いもあって同騎手が一度離脱したこともあって、2月のクイーンCでは横山武史騎手に白羽の矢を立てています。

あくまで憶測ですが、オークスで川田騎手が乗れないとなると、一度コンビを組んだ横山武騎手に戻ることも十分考えられます。というのも桜花賞で1番人気ながら10着に敗れたことあり、オークスで横山武騎手が必ずしもナミュールに騎乗できるとは限らないからです。

5月からはD.レーン騎手が来日する予定もありますし、外国人騎手を重宝するノーザンファームなら、そのままスイッチという事もあり得るでしょう。どちらにせよ、オークスまでにいくつかの鞍上問題が発生しそうです」(同)

 有力馬が敗れた事により、ますます混戦を極めている3歳牝馬クラシック戦線において、オークス前に2頭の有力馬の選択を迫られる川田騎手。今後の動向にも注目が集まりそうだ。

(文=ハイキック熊田)

<著者プロフィール>
ウオッカ全盛期に競馬と出会い、そこからドハマり。10年かけて休日を利用して中央競馬の全ての競馬場を旅打ち達成。馬券は穴馬からの単勝・馬連で勝負。日々データ分析や情報収集を行う「馬券研究」三昧。女性扱いはからっきし下手だが、牝馬限定戦は得意?

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