
【高松宮記念(G1)展望】春の連続G1開催がついに開幕!主役不在の大混戦となる「春のスプリント王決定戦」に名乗りを上げるのは!?

26日、春の連続G1開催の幕開けとなる第47回高松宮記念(G1)が中京競馬場で開催される。
昨年は1番人気のビッグアーサーが、1:06.7というスーパーレコードで快勝。デビュー5連勝を飾った大器がついにビッグタイトルを手にしたレースだった。だが、同時にこの土日の中京競馬場は異様な超高速馬場で、1200mのレコードが3度も塗り替えられる異常事態。これにはレース後に大きな物議を呼んだ。
今年も馬場状態が気になるところだが、昨年の覇者ビッグアーサーやシルクロードS(G3)を勝ったダンスディレクターらが回避を表明。「主役不在」の大混戦となっている。
だが、それでも昨年のスプリンターズS(G1)の覇者レッドファルクス(牡6歳、美浦・尾関和人厩舎)に敬意を払わないわけにはいかない。
昨夏までは短距離でも主にダートを走っていたが、M.デムーロ騎手との新コンビで7月のCBC賞(G3)を勝ってから大きく流れが変わった。重賞初制覇となったCBC賞での上がり32.7秒という強烈な末脚が評価され、本番のスプリンターズSでも3番人気に推されたレッドファルクス。4コーナーでまくり気味に進出すると、内で馬群に詰まるビッグアーサーを尻目に、逃げ粘るミッキーアイルを豪快にかわしてゴール。初のG1挑戦で、スプリント界の頂点に上り詰めた。
だが、その後の香港スプリント(G1)では見せ場なく12着に大敗。そのダメージが抜けきらず、この高松宮記念にもぶっつけで挑むこととなった。ただ、今回は重賞勝ちのCBC賞と同じ舞台。再び豪脚がさく裂すれば、統一スプリント王の座も見えてくる。
前哨戦のオーシャンS(G3)を1番人気で快勝したメラグラーナ(牝5歳、栗東・池添学厩舎)の勢いは、この混戦を断ってもおかしくない迫力がある。
PICK UP
Ranking
17:30更新引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬