
JRA【福島牝馬S(G3)展望】武豊×ルビーカサブランカ「巻き返し」必至! 中山牝馬S(G3)「173万馬券」演出した2頭にも注目

23日、福島競馬場では牝馬限定重賞の福島牝馬S(G3)が行われる。今年は3月の中山牝馬S(G3)からの転戦組を中心に展開されそうだ。
その中山牝馬Sで2番人気を裏切り、6着に敗れたルビーカサブランカ(牝5歳、栗東・須貝尚介厩舎)が巻き返しを期して、福島に登場する。
ユーキャンスマイルの全妹として、もともと期待値は高かったが、能力の開花は重賞初出走となった2走前の愛知杯(G3)だった。昇級初戦かつ初の重賞挑戦で、7番人気という伏兵扱いだったが、直線で内から鋭く伸びて一発回答。遅れてきた素質馬が重賞ウイナーに上り詰めた。
これまで21戦して、掲示板を外したのは2回だけ。そのうちの1回が、重賞2連勝を狙った前走の中山牝馬Sだった。
スタートで煽ってしまい、最初のコーナー通過が最後方という絶望的な位置取りだったルビーカサブランカ。向正面から徐々に進出し、直線でもしぶとく伸びたが、6着まで追い上げるのが精いっぱいだった。
鞍上を務めた武豊騎手の「距離も微妙に短いと思います」というコメント通り、やはり距離は2000m以上あったほうがいいタイプ。それでも適鞍がないため、今回も1800mに矛先を向けてきた。さらに距離が短くなるヴィクトリアマイル(G1)を考えると、ここでメイチとなる可能性もありそうだ。
そんなルビーカサブランカに対抗するのは、中山牝馬Sで同馬に先着し、三連単173万馬券の立役者となった2頭である。
前走16着からの巻き返しを最高の形でやってのけたのは、53kgの軽量も味方にブービー15番人気ながら勝利したクリノプレミアム(牝5歳、美浦・伊藤伸一厩舎)だ。
その中山牝馬Sでは、大外枠の発走から道中は中団を追走。外々を回って徐々に押し上げていくと、ゴール前で5~6頭が横一線に並ぶ大激戦を外から差し切った。
重賞ウイナーになり、今回は前走から2kg重い55kgを背負うことになるが、馬格のあるタイプ。2勝クラスと3勝クラスは55kgを背負って快勝しており、斤量増を不安視する必要はないだろう。
福島コースは昨夏以来2度目。前回は同じ芝1800mで2勝クラスを圧勝していて、コース適性も証明済みだ。重賞2連勝を飾って、ヴィクトリアマイルへと駒を進められるか。
中山牝馬Sでそのクリノプレミアムに半馬身及ばず、2着に敗れたのがアブレイズ(牝5歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。
5か月ぶりの実戦で、馬体重は「-14kg」とすっきり絞れていたこともよかった。道中は中団前目につけ、直線では外を通って一瞬先頭に立つ場面もあったが、さらに外から差し込んだクリノプレミアムに競り負けた。
12番人気という低評価を覆しての好走とはいえ、56kg以上を背負った4頭の中で最先着なら高く評価していいだろう。
前走後は在厩で調整され、1週前追い切りは栗東坂路で51秒5-11秒6の好時計をマークした。特にラスト2ハロンはこの日のベストとなる23秒5。それを加速ラップでまとめており、状態は前走以上といえそうだ。2年前には2戦2勝で迎えたオークス(G1)でも穴人気した素質の持ち主。5歳春に待望の本格化を果たすか。
2年前の当レース覇者フェアリーポルカ(牝6歳、栗東・西村真幸厩舎)は実績的にメンバー随一の存在だ。ただし、丸2年間、勝利から遠ざかっており、前走の中山牝馬Sでは14着に大敗。ここは人気を大きく落としての一戦となるだろう。
シャーレイポピー(牝4歳、栗東・石坂公一厩舎)は実績的に一枚劣るが、10戦して掲示板外は1度だけという堅実派。全4勝を阪神芝1600mで挙げているが、昨秋の2勝クラスで、今回と同コースを走り、タガノディアーナの2着に入っている。2連勝中と勢いに乗る今なら上位に食い込む可能性も。
アナザーリリック(牝4歳、美浦・林徹厩舎)にも大駆けの期待がかかる。2000mの近2走は距離もやや長かったか。ベストは1600~1800mの馬だろう。今後に向けて、賞金は加算しておきたいところだ。
この他には、中山牝馬Sでクリノプレミアムから0秒2差の4着に善戦したスライリー(牝4歳、美浦・相沢郁厩舎)、昨年の当レースで3着に好走したサンクテュエール(牝5歳、美浦・田中博康厩舎)なども勝機をうかがう。
1着馬に与えられるヴィクトリアマイルの切符をつかむのは果たしてどの馬になるのか。発走は23日15時25分を予定している。
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